子供は風の子!?それって本当に体温が高いから?
スポンサーリンク
2018年に入り、ようやく1月が終わりました。しかし最近は寒いですね。
足にはレッグウォーマー、首にはマフラー、手には手袋、毛糸の帽子、そしてヒートテックがかかせない私の日常です。
ところがお風呂上りにリビングで寝そべっている小学年生の息子は、こんなにも私が寒がっているというのに、薄手の長袖のパジャマとパンツ一丁姿…。
私「風邪ひくから、ズボンをはいてトレーナーも着なさい!!」
息子「うん、わかったぁ~」
私「…。」
~10分経過~
私「ちゃんと着なさい!」
息子「うん、わかったぁ~」
私「…。」
寒くないんでしょうか?全く応じません。(返事はいいんですけどね)
体温は私の方が高いのに
息子は小学2年生。ぽっちゃり体型ですが、そこそこ筋肉もあるようで、どちらかと言えばラガーマン的な体型です。(よく言いすぎかな?)
小学校の行事の関係もあり、よく朝に体温を測るのですが、息子の平熱はいつもだいたい35.8℃くらい。低いと思いませんか?
ちなみに私はいつも36.7℃くらいで、実は平熱は私の方が高いんです。
でもみなさん、「子供は風の子」とか「子供は体温が高いから、暑がりよね」とかって聞きませんか?あれって本当なんでしょうか?
私の方が体温は高くて、息子の方が体温は低いのに、息子はけっこう暑がりです。いったいどういうことなんでしょう?
体温が高い方が寒がり?!
人の体温というのは、間脳の視床下部というところにある体温調節中枢でコントロールされています。この体温調節中枢というところが、体温を調節する司令塔のような役割をしているんです。
そして人は恒温動物ですので、だいたい35℃~37℃くらいの間で自分の体温を一定に保っています。
中肉中背の筋肉量・脂肪量も普通の人なら、私くらいの36.5℃~37℃くらいの平熱を保っているのは、大変優秀なんだそうです。なぜなら、体温が高い方が健康にとってたくさんのメリットがあるからです。
ただし体温が高いということは、外気温が低い時に、体感温度の差が大きくなります。そうすると、体感温度の差が少ない人よりも寒さをより感じるという現象が起きるのも事実です。
ですから体温が高いから暑がりとか、体温が低いから寒がりというのは、正確ではないと言えます。
ちなみにアフリカの赤道直下に暮らす人々の平熱は、37℃以上ある人もいるそうです。赤道直下ですから外気温は日本より高いのですが、あまり汗もかかず、暑がりもしません。
ところが雨季などに外気温が25℃を下回ると、かなり寒がるというのです。25℃は私たち日本人だと快適ですよね。これも体感温度の差からきているんでしょう。
子供は風の子は本当?
常に暑がりなのは、筋肉量が多いなど基礎代謝率が高い人や皮下脂肪が多い人に起きる現象です。特に筋肉量が多いと、体がエネルギーを常に燃やしていますので、熱く感じるのだと思います。
皮下脂肪が多いと、脂肪が壁になって熱の放出を防ぐので、痩せている人より暖かいはずです。
さて子供の場合は、大人より代謝が良いので、熱を発生しやすい状態であるのは確かで、大人の私のように、寒がらなくても不思議じゃないそうです。若いっていいですね。やはり「子供は風の子」は本当だったんです。
ちなみにうちの息子の場合は、代謝に加え、皮下脂肪を十分に蓄えていることも要因の一つでしょう。
体温が高いとメリットたくさん!
「子供は風の子」に一定の納得ができたところで、少し話を戻しますが、体温が高いと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
・冷え性になりにくい
・風邪をひきにくい
・太りにくい
・癌になりにくい
・便秘になりにくい
体温が高いと免疫機能が活性化するため、病気に対する抵抗力が増します。
免疫というのは、体内のリンパ球が細菌やウイルスなどの悪者を排除しようとする反応のことです。
この免疫は、規則正しい生活を心がけることで、強化できると言います。そのキーになるのが「ナチュラルキラー細胞」というものです。聞いたことありますか?最近よくテレビなどでも登場する言葉ですよね。
ナチュラルキラー細胞は誰でも持っています。ですがその活性能力には20%~60%と大きく個人差の開きがあると言われています。ナチュラルキラー細胞が大きく活性するほど、免疫力が高くなり、さまざまな不調を遠ざけることができるのです。
ではこのナチュラルキラー細胞を活性化させるには、どうしたらよいのでしょうか?実はそれには、平熱(体温)を上げるのが良いんです。ナチュラルキラー細胞は、体温が高い方が活性しやすいことがわかっています。
体温をあげるにはどうしたらいいの?
最近は子供でも「低体温」の子が増えてきているそうです。原因の一番は、夜更かしです。寝る時間が遅くなったり、睡眠時間が短くなることで、体のリズムが崩れ、自律神経が乱れてしまいます。こういった生活習慣の乱れは、低体温に繋がりやすいのです。
体温を上げるには、まず生活習慣を正すこと。規則正しい生活習慣を心がけることです。
朝起きて、太陽の光をきちんと浴びましょう。夕方から夜にかけて体温は上昇していきます。
運動するのに一番よい時間は、体温が一日の中で一番上がっている夕方以降ですので、適度な運動を毎日行うと良いでしょう。
運動をすると、体内で熱を発生させているミトコンドリア細胞が増えますので、体温の上昇につながります。子供は特にしっかり外で遊ぶことで、それが運動になります。
そして次に食生活です。体内でエネルギーとなるのは糖質です。この糖質をきちんとエネルギーに変えるためには、ビタミンとミネラルが必須です。ビタミンとミネラルが欠如しますと、正常に代謝が行われませんので、体温も上がりませんし、太ってしまいます。
亜鉛・マグネシウム・鉄・セレン・ビタミンB群など、旬のものを摂取できるようにしましょう。
ビタミンやミネラルと同様、体温を上げるためには、良質なタンパク質も欠かせません。ダイエット中でも、必ず摂取しましょう。
アイスクリームやチョコレート、美味しいですねぇ…。でも冷たいものや甘いものは、逆に体を冷やしてしまいます。
お酒やタバコはあまりおススメできません。特にタバコは血管の収縮をまねき、血液の流れも悪くなり、百害あって一利なしです。健康でいたいと願うなら、タバコはいけません。
体温を上げていつも元気!
体温とは別に、人の健康を脅かすものがあります。それは「ストレス」です。関係ないようですが、冷え性だってストレスも原因の1つになるんですよ。
自分でストレスの原因がわかっている人は、その原因の除去が健康へのカギ。でもストレスって自覚が薄い場合もありますよね。そんな原因のわからないストレスをなくすには、好きなことでストレス発散をすることです。好きなことや趣味もない人は、とにかく「笑う」ことです。
私なんて、とりあえず笑っとこう!とよくお笑い番組を見ています。漫才や吉本新喜劇なんて、難しいことを考えずに理由なく笑えて打ってつけです。
体温を上げて、とにかく笑って、いつも元気にがんばっていきたいですね!
スポンサーリンク