ジャンガリアンハムスター 姫ちゃん マイボーム腺腫って、なぁに?
スポンサーリンク
あれれ?目が腫れている?
普段はおめめぱっちり、美人さんの姫ちゃんですが、そのかわいい姫ちゃんの目の異常に気付いたのは、本当に突然でした。
昨日までは全く気付かなかったのですが、朝挨拶を交わそうとケージを覗くと、突然見たことの無い姫ちゃんのお顔が…💦
お岩さんとまではいきませんが、とにかく目がふさがり、痛々しい表情です。
姫ちゃん自身も、気になるのか頻繁に手を目にやり、かきかきしています💦
マイボーム腺腫って?
とにかく姫ちゃんを獣医さんに診てもらいに、病院へ行ってきました。
姫ちゃんの目の病気は「マイボーム腺腫」といって、人間にもある眼病の一つです。
ハムスターに限らず、私達の目でも、角膜を乾燥から守るために、涙がでますよね。
涙の成分はほぼ水ではあるのですが、その涙の水分が乾きにくいように、ほんの少しだけ油が含まれるようになっています。
その油を分泌しているのがマイボーム腺です。
このマイボーム腺の出口が、何らかの影響で詰まってしまったために、初めは白っぽい出来物がぷちゅっと現れます。
このぷちゅっとした出来物がマイボーム腺腫と言われているものなのです。
本当に小さい出来物なのですが、目元にできて視界に入ると、やはりうっとおしいですし、目がごろごろと違和感があると、触りたくなる。
…と、いうわけで、姫ちゃんは搔いてしまったわけですね💦
そして、このマイボーム腺腫は、体質的なものが大きく影響するようで、繰り返しなってしまうことが多いと言われています。特に肥満のハムちゃんうや高齢のハムちゃんは要注意です。
姫ちゃんは、まだ若く(1歳になったばかり)、肥満でもないのですが、1度現れてからは何度もこのマイボーム腺腫に悩まされることになりました。
マイボーム腺腫の治療法は?
目元にぷちゅっとした小さい出来物ができるマイボーム腺腫。
この治療はいったいどうすればいいのでしょうか?獣医さんにうかがいました。
マイボーム腺腫は、マイボーム腺の出口が詰まってできる出来物ですので、例えば軽く目をこすったりした拍子に潰れて、自然治癒してしまうこともすくなくありません。
ただ、そのような場合でも、ハムちゃんが目を気にして掻き過ぎて傷になってしまったり、ばい菌が入って炎症をおこしてしまうことも多々あります。
そのような時は目薬などの投薬治療を行います。
姫ちゃんの場合は、日に5~6回の目薬治療を行いました。(←結構根気がいりますね)
でも腫瘍が大きく固くなりすぎた場合は、麻酔をして切除といった治療もあります。
ただ体の小さなハムスターのことです。
手術には人間以上のリスクがあるので、出来れば自然治癒を目指すか、投薬治療が望ましいと思われます。
何度も繰り返すことがあるマイボーム腺腫
マイボーム腺腫は、体質や普段の食生活の影響が大きいので、何度も繰り返し出来てしまうことがあります。
姫ちゃんの場合もそうで、片方の目の治療が終わらないうちに、また反対の目にも出来てしまい、両目とも目薬をしないといけないというハメになりました。
きっと姫ちゃん本人が一番気が悪く、大変だったのではないかと思いますが、飼い主も日に5~6回の目薬は、忘れないように管理する必要もあり大変ですね。
マイボーム腺腫にならないための予防法
体質や食生活の影響も大きいと言われているマイボーム腺腫ですが、ならないようにするための予防法はあるのでしょうか?
普段から市販のおやつ類やヒマタネなどの油分の多いものを良く与えている場合、また肥満気味な場合は、まずはそういった普段の食生活を見直してあげることで改善が見込める可能性があります。
これはハムスターの健康全てにおいて大切なことかと思いますので、ぜひ実践してあげて欲しいと思います。
ただ姫ちゃんの場合は、普段ヒマタネもほとんど与えていません(月に5粒程度)し、市販のおやつも与えていませんので、油分を摂りすぎているとは考えにくく、実際肥満でもないので、体質の影響が大きいと獣医さんには言われました。マイボーム腺の管や、出口が狭い子もいるようなので、これについては仕方ありません。
ただ実際にマイボーム腺腫になった時に、ハムちゃんが掻いてしまうことが多いので、爪を切って短くしておくことは、有効な手立てかと思います。
実際に、ハムちゃんがどのくらい目を気にして掻いてしまうのかは下の動画を見てみて下さい。
飼い主の努力で、少しでも快適に!
マイボーム腺腫にかかったハムちゃんの目薬治療は、とても大変ですし、ハムちゃんを見るのも痛々しく、テンションが下がります。
でも間違いなく大変なのは、かわいいハムちゃんです。
何故このように目が不快なのかの理由もわからず、保定されて日に何度も目薬をさされてとってもつらい思いをしているはずです。
だからこそ、できるだけ短期間に完治できるように、飼い主さんもがんばってくださいね♪
スポンサーリンク