瞬間接着剤は火傷の恐れがあるって?!
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友達から聞いた話
先日友達の子供さん(A君)に関係する、学校でのプチ事件があったお話を聞きました。それは図工の時間に接着剤を使うことがあったそうなのですが、通常小学校などでは、子供には「木工用ボンド」を持たせることが多いものです。でもA君のクラスメイトが「瞬間接着剤」を持ってきていたそうでした。
そこで起きた事件とは、クラスメートが出していた瞬間接着剤がA君の着ていた体操服についてしまったというものでした。
何も知識のなかった私は、「ガチガチに固まっちゃって、取れなくて大変やったね」とコメントしたのですが、問題はそこじゃなかった。もうご存知の方はお分かりかと思いますが、瞬間接着剤は布などに付着すると発熱し、火傷の恐れがあるというのです。
幸いA君は、中の下着までは接着剤が染み込まず、火傷もなかったということで、ひと安心でした。
瞬間接着剤の発熱とは
瞬間接着剤というのは、空気中のわずかな水分に反応し、瞬間的に固まる化学変化を起こしています。
もともとこの固まる変化が起きる時には、わずかに発熱しているものなのですが、布や紙といった染み込んで表面積が広がるようなものは、急速に反応が進みます。
急速に化学変化が起こる過程で、発熱温度も条件によっては100℃を超える場合もあるといいます。そのような急激な化学変化の中、高温になるため、まだ固まっていない瞬間接着剤も反応し蒸発し、白い煙が出たようになることもあるといいます。
布やティッシュのような繊維質のものは特に危険なので、瞬間接着剤が手につかないようにと、軍手をはめて作業を行うという行為も、実はNGなんです。もし手袋をしたいのなら、ポリエチレン製の手袋を使用するようにと、注意喚起がされています。
瞬間接着剤には、普段注意して見ていませんでしたが、小さく注意を促す説明が書かれていました。説明書きはきちんと見ないといけませんね。
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もし瞬間接着剤がついてしまったら?
瞬間接着剤の主成分は、シアノアクリレートという成分。これが付いてしまったらどうしたらよいのでしょうか。
指先などに付いてしまった時は、40℃前後のお湯でふやかします。それでも落ちない場合は、シアノアクリレートを取るのに最適な成分が「アセトン」。アセトンはホームセンター等で原液が販売されています。
アセトンは除光液にも含まれています。指先の場合は肌への影響を考えて、アセトンの原液などは使わず、除光液で試してみてください。もし落ちなくても、人の肌は新陳代謝を行っていますので、そのうち落ちます。
その他の物に付いてしまった瞬間接着剤を取るには、瞬間接着剤専用の「剥がし液」も販売されていますので、試してみる価値ありです。アセトンの原液を使用してもよいでしょう。
布なら、シミ取りをする要領で、捨てても構わない布で瞬間接着剤のついている部分にアセトン原液を塗布して移すように叩き落すこともできます。
60℃前後のアイロンの熱で、瞬間接着剤を溶かして落とす方法もあります。
火傷の危険がある瞬間接着剤のことを伝えて
人生折り返し地点は過ぎているである現在も、まだまだ知らないことがなんと多いことでしょう。
瞬間接着剤はよく使用するので、友達から教えてもらえて本当に良かったです。
間違った使い方をすると危険なので、このことはきちんと子供にも教えておかないといけませんね!
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びっくりした。
なんかすごい立派な記事になっている‥(笑)
A君の背中のシミは、今もゴチゴチのままです。
あの後も色々やってみたけど取れないし、本人は構わないと言うし、もう諦めた~(笑)
@A君の母さん
でも火傷してなくて、ホントに良かった!