この繰り下がりの引き算、みなさんはどうやって解きますか?
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息子の宿題を見ていたら
昨日三年生の息子の算数の宿題に付き合っていると、繰り下がりの引き算のひっ算をしていました。
桁も三桁になり、だんだん複雑で難しい計算になってきたなと思ってみていたのですが、息子の独り言から、息子は私とは違う方法でこの目の前の計算をしていることを知りました。
私の計算方法とは?
息子がしている計算問題は、例えばこのような問題です。
さて、みなさんならどのように計算しますか?私なら、このようにやります。
①引かれる数「2」から「4」は引けないので、十の位から「10」を借りてきま
す。そのため十の位の「7」は「6」になります。
②「10」を借りてきたことで、一の位は「12」から「4」を引く状態になりま
すことで、一の位は「8」になる。
③10の位は「6」から「5」を引く状態になります。なので一の位は「1」になる。
④百の位は「0」になるので書かない。合わせて答えは「18」になります。
このように、一つ上の桁から「10」借りてきて、まず引く数を借りてきた「10」から引き、その答えに残りの引かれる数を足すという方法を、算数では
減加法と言います。
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息子の計算方法とは?
息子の計算方法は、私とは違います。
①まず初めの考え方は私と同じです。
「2」から「4」は引けないので、十の位から「10」を借りてきます。
そのため「7」は「6」になります。
②一の位の引かれる数については、確かに「2」から「4」は引けないですが、
とりあえず「2」があるのは確か。
引かれる数の「2」から先に引いてしまい相殺します(「0」にします)。
③そして残った「2」を先ほど借りてきた「10」から引いて、一の位は「8」になります。
④十の位は「6」から「5」を引いて「1」となり、百の位は「0」なので書かず
に、答えは「18」になります。
息子の解き方も、答えは同じ「18」になり正解です。息子のような計算方法を、減減法といいます。
驚いたことに、息子は数の大小や、自分の引きやすさ(得意な計算加減で)減加法と減減法を使い分けているようでした。
常に学ぶ姿勢は尊い
今日は息子の計算の仕方から、改めてどんな知識や経験でも、「知っていることと知らないこと」、「経験のないことと経験のあること」の大きな差を考えさせられました。
ある程度年齢がいくと、新しい知識や新しいやり方を学ぶ機会があっても、自分のやり方に固執してしまいがちになります。
ですが他のやり方の中に、より一層効率を高めたり、よりいいものを生み出せるヒントがあるかも知れない、そんな風に感じた今日の午後でした。
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