愛するとは何か?自己肯定感を高める子育てを心がけていこう!
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つい欲の出る子育て世代
もうすぐ娘は中学校の実力テスト、息子は小学校の運動会です。
ところが娘は春休み明けの実力テストで、私からすれば、ひっくり返りそうな悪い成績をとり、息子は運動会の走りっこを前にして、足の傷みばかり訴えています。
娘のテストの成績もがっかりですし、息子が逃げ腰なのも残念で歯がゆいというのが、私の正直な気持ちです。一体どうすればいいんだろう?他のお友達と比べてはいけないとわかっていても、他のお友達の優秀さは、本当にうらやましい。その成績がというよりは、前向きに取り組むお友達の姿勢がうらやましいのです。
我が子たちは、どうもダラダラと他人事のように考えているような気がして、つい私はイライラしてしまいます。でもふと思う時もあるのです。普通に学校へ行ってくれるだけで幸せ、元気に生きてくれているだけで幸せと。
目次に少し触れたように、娘は小学校の時、登校拒否に陥りそうになった経験があります。また息子は川崎病を患い、入院した経験があるからです。
(関連記事)<目次のページ>疑問・不思議・これってどうなの?
川崎病の闘病記録 元気になってよかったね!
喉もと過ぎれば熱さ忘れるとは、よく言ったものです。子育てをしていると、ついつい欲が出てきてしまうものです。
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どうしてがんばれない?どうしてチャレンジを楽しめない?
そこで色々と、子供たちが自分のやりたいことに取り組めない、思い切ってチャレンジできない、熱中できない理由を模索してみました。
そこで考えられる理由の一つに、自己肯定感の低さがあるのではないか?という情報にたどりつきました。これは私自身にもあてはまる感があったからです。
自己肯定感とは、自分自身をありのままに受け入れることができ、自分の存在を大切に思える感情です。自分自身を大切に思える人は、他人のことも素直に受け入れることができます。人と比べるのではなく、自分のやりたいことや気持ちいいと思えることに素直になれます。
親である私は、たぶん過保護なタイプです。心配性で、ついつい手を出してしまいがちです。そういう環境は、子供にとっては自己肯定感を育むのに邪魔をする一つとなります。
できるだけ子供に任せて、やってみる体験をさせるほうが良いのです。
もちろん自己肯定感が低くなる原因は他にもいろいろとあるので、私の子育ての全てが当てはまるわけではありません。でも子供達の私への依存度は、かなり高めだと思うのです。
子供の自己肯定感を高めるために
自己肯定感は、大人であっても少しづつ意識することで、高まっていくと言われています。
例えば普段は、こうでなければならないとイメージしている自分像を頑なに守ることで、自己肯定感の低さをカバーしているとしましょう。
自分自身の「理想の自分」になるために、自らの意志でがんばっているんなら楽しくても、周りの期待に応えるための理想の自分像を構築し、こうでなければならないと無理をし続けるのは、疲れてしまいますね。
自分は自分、良い所も悪い所も、できることもできないこともあって当然!と自然体の自分を好きでいられることは、どんなに素晴らしいことでしょうか。
大人になってからでも、少しづつ自己肯定感を高められるのであれば、これから親である私にできるのは、子供の自己肯定感を高めるための接し方に気を配ることではないでしょうか。
①子供のもつマイナスな感情を否定するのではなく、それを受け止めた上で対策を自ら考えさせる。
⇒大人は、ついプラス思考を強要しがち。
②子供の発するマイナスな発言は、内容をプラスに変えるのではなく、内容はそのままに否定的な言葉だけをそっと取り換えっこしてあげる。
(例)「僕は足が遅いから、きっと走りっこ勝てない。」という子供に対し、「そう、じゃあ!1番になるのは難しいかもしれないけど、今年はまず自己ベストが出せるように、一緒に練習しよう!」など。
③失敗だけでなく、たとえ小さくても成功したこと、できたことにも目を向ける。失敗したことは、いけないこと・危険なことは、きちんと注意し、次どうしたらいいのかを自ら考えさせる。
成功したことは一緒に喜び、これが出来たことで次はどんなことが出来るようになるのかを、一緒に夢見る。
⇒大人はつい子供の失敗した事を責め、他人と比較しがち。小さな成功は、当たり前と思いがち。
④子供の自主性をくじかない。自分でやってみさせる。出来たらきちんとほめて、できなくても、やろうとしたことをほめてから、次はどうしたらいいか自ら考えさせる。
⇒大人は自分でやった方が楽なので、最初は子供に付き合うのが面倒くさく、時間もかかってしまい、イライラするもの。ですが、それが子育てです。自分とは違う、一人の人間を育てているのですから、自分の思うようにならなくて当然なのです。
親の義務・親の幸せ
子供の自己肯定感を育み、ありのままの自分を愛することができるように育てば、きっと自分の未来を自分の力で創造できる人間に育ってくれることでしょう。
それがたとえ社長やプロのスポーツ選手じゃなくても、周りの人々と共に、その子が幸せに過ごせる未来をきちんと自分の力でつかみ取れるようになれば、親としての幸せと言えるのではないでしょうか。
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