走馬燈のようにとは、こういうことか!死の直前を悟ったあの瞬間
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失われていた記憶!すごい前のこと思い出した!
今朝は目覚めると、ひどい疲労感とともに、ものすごくめまいがして、乗り物酔いの時のように気分が悪い。
この原因はきっと、昨夜見た夢の中で、ものすごくはっきりと子供の時に体験した事故の時の記憶がよみがえったせいだと根拠のない確信があります。
そこで忘れないうちに、綴っておくことにしました。
子供の時の交通事故
私は高校生の夏休み最後の日、まだ小学2年生の妹と一緒に交通事故にあって、救急車で運ばれたことがあります。もうかれこれ30年も前の昭和の時代の話です。
今日で夏休みも終わりという8月31日、私と妹は自転車に二人乗りで、すぐ近くの川の河川敷へ橋を渡って花火をしに出かけました。交通事故に遭ったのは、その帰り道のこと。
その時間が何時ごろだったのかというのは覚えていません。花火をしに行っての帰り、途中川を渡る橋は高速道路のため、外灯が明かるく、その日はなんだかわからない虫が大量発生して飛び回っていてひどく気持ち悪く、妹と二人「キャーキャー」言いながら帰り道を急いでいました。
土手を降りると田舎なので、先ほどまでとは打って変わって暗い中、自転車のライト一つで帰り道をさらに急いでいました。
私と妹の乗った自転車は、車道ではなく、路側帯の内側を走っていました。暗くて気づいてなかったのですが、その前方から黒のベンツが迫っていました。
この車はどこかの家を探していたようですが、夜なのに何故だかライトをつけていなかったのです。
しかも車体の半分を路側帯の内側に寄せての走行でした。
私たちはその黒いベンツと衝突!後で聞いた話によると、妹は私の後ろからポーンと飛んで、ベンツのボンネットの上にカエルのようにペチャっと落ちたそうです。
想像しただけで恐ろしい光景です。私はというと、ほとんどその時の記憶がありませんでした。
近所の人の話では「キャーっ!!」という大きな叫び声をあげていたそうですが、それも覚えていなくて、気づいたときは病院で、お母さんが一緒にいました。
その時の記憶を断片的に思い出した!
私には、この交通事故の時の記憶はほぼなくて、後から周りの人から聞いたことばかりだったのですが、昨夜なぜだかこの事故の時の夢を見て、断片的に思い出しました。
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私はこのベンツと衝突するほんの数秒前、確かにベンツの姿を確認していました。
田舎ですし、外車なんて滅多に見かけることもなく、興味もなく育ったのですが、ほんの数日前にベンツとアウディのマークは、友達と話題になったこともあり、覚えたてで知っていました。
昨夜の夢の中で、忘れていた衝突直前の様子が、はっきりと夢の中で再現されました。
暗闇の中で、突然自転車のライトに照らし出されたのが、ベンツのマークだったのです。
走馬燈のようにといいますが…
人は死を覚悟した瞬間、よく走馬燈のように思い出がよみがえるといいます。
あの事故の瞬間、私もそれを体験しました。
ベンツの存在を確認して、衝突するまでの時間は、長く見積もっても数秒。
私は8歳年下の妹を自転車の後ろに乗せているため、自転車をこかして飛び降りることはできないと覚悟を決めました。
ほんの数秒の間に、どうやったら助かるか?その方法をものすごい速さで探しました。数秒のはずが、30分にも感じられるくらいの量の記憶の引き出しを開け閉めした感じです。
それで私の出した結論は、妹を守るため、私がこのまま自転車の車体をまっすぐ保って、とにかく帰りを急いで飛ばしていたので、衝突の衝撃を少しでも小さくしよう、とにかくブレーキをかけスピードを殺そうと思いました。
まぁ、結果的に妹は後ろから飛んだんですけどね(笑)でも無傷!奇跡的に無事でした。
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走馬燈はなんのために起こる?
走馬燈のように記憶が思い出されるという現象は、世界中に報告されています。海外では「パノラマ記憶」ともいうそうです。
走馬燈の現象が起こりやすいのは、急に、しかも自分では予想外の命の危険に遭遇した時に現れるそうで、自殺未遂者のような場合には、ほぼ起こらないといわれています。
また年齢的にも20歳以下の人が走馬燈の現象に遭遇することが多いという統計があるとのことです。
走馬燈の現象は、「もうすぐ死ぬ」と死を意識した時に起こることが多く、①溺れた場合、②交通事故の場合、③転落した場合の順に発生の確率が高いとのことです。
走馬燈というのは、本来は内外に二重の枠がある灯籠のことで、内側に施された影絵が、ロウソクの炎で起こる気流により回るという細工がされています。
想像もしていなかった命の危機に遭遇し、この危機をいかに回避し、何としても生き残るため、一瞬にして脳内にある全ての記憶にアクセスする行動が、走馬燈の現象なのです。
私が記憶をほとんど忘れてしまっていたのは、きっとこの走馬燈の現象により、記憶の回路がショートでも起こしたのでしょう。実際顔面を打っていたこともあって、ベンツと衝突して直後からは、全く覚えていませんでした。
昨夜の夢で思い出したこと
事故の記憶はほぼ覚えていなかったのですが、今回の夢で思い出したことが他にもあります。
自転車から投げ出された私は、任侠映画の影響から「ベンツ=やくざ」という恐怖から、まず車のベンツのマークをなでなでして、「すいません、すいません」と謝ってしまっていたことを思い出しました。そして車から出てきたイカツイおじさんに、「車なんかどないでもええ!あんたは大丈夫なんか!?」と怒鳴られました。そこからは記憶がなく、気付いたときには病院でお母さんと一緒にいました。
どのように救急車に乗せられたのか、病院でどんな診察を受けたのかなどは全く記憶にありませんが、病院の先生か看護婦さんが「他にどこか痛い所は?」と聞かれた所で、我に返った感じです。
ちなみに私は、「あっ!歯がない?!」といったのを覚えています。前歯が2本折れていました。
走馬燈の現象を乗り越えて
走馬燈の現象を体験したということは、ある種の臨死体験をしたと言えます。
そんな死を身近に感じる体験をしながら、今も元気にこうして生きていることに感謝をしないといけないと改めて感じています。
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