笑う門には福来る!笑いの効果で健康に!
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NHKの「わろてんか」が始まるより前から、お笑い大好きな私です。これまでも皆さんに笑うことをおすすめしてきました。
小さいころから、お笑い番組をいっぱい見て笑ってきました。
最近ではもう、何か失敗しても、笑いがとれたらOKと、芸人みたいなことまで思ってます。
今日はどうして笑うことがいいことなのか、笑いの健康効果について、お話したいと思います。
笑いに関する研究のきっかけは?
笑いの健康効果についてご紹介させてもらうのですが、医学的に「笑い」の健康効果についての研究が始まるのには、こんなきっかけがありました。
広島の平和公園の中に、ノーマン・カズンズという人の記念碑があります。
その記念碑の裏にはこのように刻まれています。
ノーマン・カズンズ(1915~1990)
米国ニューヨークの文芸雑誌「土曜文学評論」の編集長として、
1949年広島を訪れ、ルポ「4年後のヒロシマ」を発表。
これを契機に、流川教会の谷本清教師らとともに原爆により家族を失った子どもに対する
「精神養子運動」を行い、400名を超える子どもたちに米国から物心両面で支援した。
さらに1955年、谷本教師や原田東岷医師らが取り組んでいた
原爆後遺症のケロイドの治療に関わり、
25名の女性の渡米治療に尽力し、彼女たちに将来に対する希望と自信を与えた。
1964年、広島市特別名誉市民の称号を受ける。
カズンズ氏のヒューマニズムに富んだ活動を称え、
日米市民の相互理解と協力を永遠にとどめるため、これを建てる。
2003年8月2日 ノーマン・カズンズ氏記念碑建設委員会
この素晴らしい方は、実は膠原病という自分の免疫力が強すぎて、自分自身の体まで攻撃してしまう難病と闘った人でもあります。ところが、この難病を笑いの力で克服した人でもあるのです。
このノーマン・カズンズさんが著書「笑いと治癒力」によって、自身の闘病記を発表したことを境に、「笑い」の健康効果に関する医学的な研究が活発に行われるようになったと言われています。
笑いの効果①ナチュラルキラー細胞を活性化
ナチュラルキラー細胞については、これまでも何度かご紹介してきました。がん細胞やウイルスを退治してくれるリンパ球の一種が、ナチュラルキラー細胞です。
人間の体の中には約50億個ものナチュラルキラー細胞があるといわれています。笑いの効果のすごい所は、このナチュラルキラー細胞を活性化できるところです。
私たちの体の中では、たとえ若くて元気な人でも、一日3000から5000個ものがん細胞が生まれています。それらがん細胞を退治してくれているのがナチュラルキラー細胞です。
私たちが笑うと、それが脳(間脳)に伝わります。そうすると情報伝達物質である神経ペプチドというものがたくさん作られます。神経ペプチドは、血液やリンパ液を通じて体中に広がり、ナチュラルキラー細胞の表面にひっついて、ナチュラルキラー細胞を活性化します。ナチュラルキラー細胞は、がんやウイルスを攻撃しますので、免疫力が高まります。
ちなみに悲しみやストレスは、笑いとは逆の現象が起こります。ナチュラルキラー細胞の元気がなくなってしまうんです。
笑いの効果②免疫システムのバランスも正常化
ナチュラルキラー細胞の活性化によって、免疫が高まることは良いことですが、実はそう単純なことでもないのです。免疫力は高ければよいかというと、そうでもありません。それが自己免疫疾患といって、リュウマチや膠原病などのように、高まりすぎた免疫力のために、自分自身の体まで攻撃してしまう病気があるのです。
ここで笑いがなぜすごいかというと、笑うことで、こうした免疫のしくみ全体のバランスを整えてくれるということなんです。つまり笑うだけで、がんやウイルスに対する抵抗力が高まり、同時に免疫異常の改善にもつながるのです。
笑いの効果③糖尿病患者の食後の血糖値上昇を抑える効果
糖尿病患者では、不安や悲しみといった負の感情にもとずくストレスは、血糖値を上昇させることが知られています。ところがある実験によると、笑うことで、食後の血糖値の上昇をみごとに抑制できることを証明できたといいます。つまり笑うだけで、血糖値が急激に上がらなくなるのです。
笑いの効果④心疾患の予防効果
これは仕組みがまだ解明はされていませんが、実験により効果が確認されていることです。
笑うことで、血管や心筋をダメージから守る抗炎症作用が認められ、心疾患のリスクが下がります。
笑いの効果⑤ほかにもこんなに!
・脳の働きが活性化
・α波が増えてリラックス効果
・自律神経のバランスが整う
・幸福感を味わえる。
(脳内ホルモンであるエンドルフィンやセロトニンの影響)
⇒エンドルフィンは、ランナーズハイの要因ともいわれるホルモンです。
・鎮痛作用(痛み止め効果)は、なんと!モルヒネの数倍とも言われています。
「笑う門には福来る」「病は気から」は本当!
「わろてんか」の中にも、「笑いは薬や」というセリフがでてきます。私も本当にそう思います。
気持ちがしんどい時って、やはり笑ってないですよね。
でもしんどい時でも、作り笑いでいいから、笑顔を心がけましょう。口角が上がり、目元が緩んで下がることで、脳は勘違いして、笑った時と同じ健康効果を発揮してくれるといいます。
体が元気なら、力もアイデアもわいてきます。何かに行き詰った時は、いったん手をとめて、面白いことを思い出したり、考える癖をつけましょう。
YouTubeでお笑いのネタを一本見て笑うのでも効果あり!そうすることで、きっとよい気分転換になりますよ。
せっかく人生を送るなら、ぜったい笑って前向きに過ごしたい!
私はこれからも笑って、周りに感謝を忘れずにがんばっていきたいと思います。
今日も一緒にがんばりましょう!
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