恩返しがしたいのに、血が薄くて献血できない!
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いつか献血したい!
私には数年前から、ささやかな夢があります。
それは息子の病気の時に、献血のおかげで息子の病気を治すお薬が利用でき、無事元気に回復できたという経験から、いつか私も献血をして、同じような病気の方の力になりたいというものです。
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そこで日赤の献血カードも作り、何度かチャレンジしているのですが、いつもあることが原因で献血をすることができずにいます。
ここ20年来、幼い頃体が弱かったのが嘘のように健康で、健康診断でも特段問題ない私ですが、献血できない理由というのが「血が薄い」というものなのです。
血が薄いって、どういうことなんでしょうか?
血が薄いってどういうこと?
献血へ行くと、初めに少し血をとって検査をし、血液の比重を調べます。血液比重とは、血液の濃さを表す数値のことです。透明の液体の中に、血液を1滴落として調べます。
この検査をすると必ず、私の血は浮いてきます。比重が軽いのです。
比重が軽いというのは、赤血球の数が少ないということです。赤血球が少ないというのは、血液中のヘモグロビンが少なく、貧血である可能性が高くなります。
確かに私は、健康診断で唯一「A」判定がとれないのが、貧血の項目と血圧の項目。貧血の値は、いつもヘモグロビンが基準値が12.1~14.6のところ(女性)、調子の良い時でギリ12.1が最高です。
貧血にもいろいろ種類があるので、それを調べるのにMCV(平均赤血球容積)・MCH(平均赤血球血色素量)・MCHC(平均赤血球血色素濃度)もみてもらうのですが、結果数値的にはギリセーフと言ったところで特に問題はなく、経過観察になります。
また血圧は私の年代だと、上が90~139で、下が89以下が基準値なのですが、上が102の下が53といった感じで低く、「しんどい時ない?」なんて聞かれます。
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とにかく、たとえ日常生活では健康でも、血液関連の数値に弱点のある私には、献血は至難の業なのは間違いはありません。
血が薄い(ヘモグロビン濃度が低い)原因は何?
ではいつも血が薄いと言われる原因とは何なのでしょうか?
1つは体質。あとは主に鉄分の不足です。
ヘモグロビンとは、血液中に含まれているタンパク質の一種です。鉄を含む「ヘム」とタンパク質でできている「グロビン」からなります。「ヘム」という鉄を含む成分は、酸素と結びつく力が強く、そのおかげで全身に血液が巡ることで、酸素が行きわたるのです。また血が赤いのも、ヘムの赤い色素のせいです。
血液中のヘモグロビンの濃度が低いということは、血が全身を巡っても酸欠の状態、つまり貧血になります。貧血には立ちくらみだけではなく、疲労感や眠気、むくみ、頭痛食欲不振など、まだまださまざまな症状があり個人差があります。
食生活の乱れや無理なダイエット、生理、妊娠中、産後、思春期の急激な成長などが原因して、鉄分が少ないと、当然ヘモグロビンを作り出す量が少なくなるというわけです。
貧血を改善するためには?
献血をするためには、私の場合、とにかくヘモグロビン濃度をあげなければなりません。
そのためにはやはり鉄分を多く摂取することが必要条件です。
鉄分は体内では生成できませんので、意識して食べ物から摂取することになります。
鉄分を多く含む食材(ほうれん草・レバー・ひじき・小松菜・貝類・たこ・いか・プルーン・ココア・チョコ・ナッツ類・ごまなど)で鉄分を摂取し、ビタミンCやビタミンB12、葉酸など(チーズ・大豆・ブロッコリーなど)を吸収を高めたり、造血補助のために一緒に摂るようにしましょう。
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献血には条件がある
献血には大きく分けて2種類の献血があります。1つは全血献血で、もう1つは成分献血です。
全血献血とは血液中の全ての成分を献血する方法で、200ml献血と400ml献血があります。
200mlと400mlいずれの献血も、最高血圧が90mmHg以上あることが条件となります。
体重にも決まりがあり、200ml献血なら男性は45kg以上、女性は40kg以上。400ml献血なら男女ともに50kg以上となっています。
年齢は200ml献血で男女
とも16歳~69歳、400ml献血は男性17歳~69歳、女性18歳~69歳です。
私のネックであるヘモグロビン濃度は、200ml献血で女性12.0g/dl、男性12.5g/dl。400ml献血で女性12.5g/dl、男性13.0g/dlです。
健康診断の数値から考えると、私のヘモグロビン濃度は12.1g/dlが最高なので、全献血なら200mlが狙い目ですね。
次に成分献血というのは、血小板成分献血と血漿成分献血があります。成分採血装置という機械を使用して、血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、赤血球は再び体内に戻す方法です。
成分献血の献血量は600m以下と多くなっていますが、赤血球は再び体内に戻してもらえるので、負担は軽くて済みます。
また最近では、輸血を必要とする患者さんにとって、不必要な成分が輸血されないという利点から、全輸血用の血液の種類では、全血献血による全血製剤より成分献血のほうが主流となりつつあるようです。
成分献血の体重の条件は男性45kg以上、女性40kg以上で、年齢条件は男女とも18歳から69歳となっており、血小板成分献血だけは、女性は54歳までとなっています。
ヘモグロビン濃度はどちらの成分献血でも12.5g/dlとなっていて、血小板数は15万/µl以上と決められています。
肝心のヘモグロビン濃度は、どちらの成分献血でも12.5g/dlなので、数値的に私には厳しいかも知れません。
献血の夢を叶える作戦!
献血の条件からいくと、私の調子が良い時なら献血できる可能性が高いのが、全血献血の200mlのようです。
そして献血ができる体にするために、鉄分やビタミンC・B12、葉酸を意識したバランスの良い食事を摂るように心がけないといけませんね。
息子の病気を治してもらった恩返しのためにも、これからも健康第一で頑張りたいと思っています。
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