春眠暁を覚えず…春に眠いのはなぜ?春バテのお話
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「春眠暁を覚えず」は、春になるとよく聞くようになる言葉ですね。
若いころの私は、授業中ウトウトしてしまった時などに、「春眠暁を覚えずやわ」なんて友達と話していました。
ところが、本当の意味は昼間のウトウトのことではなく、夜の眠りについてのことで、
「春の夜というのは、大変眠り心地が良いので、朝起きる時間が来ていることにも気づかずに、ついねすごしてしまいます。」という訳だということを、古文の授業で知り、ちょっぴり恥ずかしくなったことがあったのを思い出します。
ところで「春眠暁を覚えず」の意味はさておき、それでも春って、何だか眠いですよね?
眠気だけでなく、だるかったり、食欲が落ちたり、なんだか調子悪いような気がすることはありませんか?実は春というのは、とてもバテやすい季節なんだそうです。それが今日ご紹介する「春バテ」です。
春は心身に負担の多い季節
春は、行事ごとも多く、体力的にも疲れやすいですね。そこにきて新生活による疲労・緊張・ストレスなども加わります。
こういった外的にも内的にも負担が蓄積されると、私たちの自律神経は乱れがちになり、春バテの大きな原因となります。
自律神経ってどんな働きをしているの?
自律神経というのは、私たちの意志とは無関係に、内臓や血管など、私たちの体を構成している60兆個の細胞全てを調節している神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は緊張や興奮に関係し、副交感神経は緩和やリラックスに関係している神経です。この二つの神経はどちらもなくてはならない神経ですが、疲労やストレスが原因となって、それぞれの働きのバランスがくずれてしまうことを、自律神経の乱れと呼んでいます。
春バテで起きる症状
春バテと言われる症状には、疲労感、身体のだるさ、眠気、冷え性、食欲低下、不眠、イライラ、不安感などなど、今までと「なにか様子が違う」と自分でも感じる不調を指します。
ひどくなるとうつ病や高血圧など、さまざまな病気につながることもありますので、不調を放っておくのは危険です。
自分の心身の不調には、きちんと向き合うことが大切です。
春バテを防ぐためにも
春バテを防ぐために、自律神経を整えるために日ごろから行えるおすすめの方法をご紹介します。
1つ目は、身体を冷やさない!
・入浴時には、きちんと湯船につかり、ぬるめのお湯で少し長めにつかって、疲れを癒しましょう。
・朝晩・日中の気温の変化に対応できるような、服装を心がけましょう。
2つ目は食事に気を使いましょう!
・良質なタンパク質をしっかりととりましょう。お肉や魚はダイエット中でもきっちり食べないと痩せません。
・GAB(γーアミノ酪酸)をとりましょう。GAB(ギャバ)とは、正式にはγーアミノ酪酸といって、脳の様々な機能を調整する神経伝達物質として働きます。脳の血管や神経をリラックスさせてくる、トマトや発芽玄米に含まれる、今注目の成分です。
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3つ目は規則正しい生活を心がけましょう!
・質の良い睡眠をとりましょう。
・毎朝(休みの日でも)、決まった時間に起きるようにしましょう。
4つ目は毎日、適度な運動を続けましょう!
・自律神経を整えるために、最も効果的と言われているのは、ストレッチとウォーキングなんだそうです。ストレッチは気づいたときにいつでもできますね。
5つ目はストレス解消方法を見つけましょう!
・音楽を聴く。
・笑う。笑いは健康には大変効果があるものです。最近では様々な方面で実証済みです。
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・森林浴。
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春バテを防いで元気に乗り切ろう!
寒い冬を乗り越え、ようやく暖かい春が近づいてきました。春バテにならないためにも、今日からできる春バテ対策に、あなたも取り組んで見ませんか?
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