誰か私のしゃっくりを止めて~!!
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誰かしゃっくりを止めて~!!
テスト前になると、夜遅くまで娘に付き合って試験勉強をすることがあります。もちろん主人と小学生の息子はすやすやと夢の中です。
そんな深夜の静寂を、時に突然切り裂くように、娘がしゃっくりを始めることがあります。
私も無理を承知で、「二人寝てるんやから、静かにしい!」と言ってしまうのですが、娘は「止めれるんなら、止めて~!!」と困り顔です。
しゃっくりとは?
しゃっくりとは、正式名称を吃逆(きつぎゃく)と言います。
しゃっくりが出る理由は、色々な神経への刺激が関連するといわれています。
その中でも、口と鼻の間の奥にある舌咽(ぜついん)神経というところに刺激が加わることが、しゃっくりが出る一つの主なきっかけといわれています。
呼吸など生命の維持になくてはならない延髄(脊髄の上、脳幹の一番下にあります。)という部分にこの刺激が伝わり、意思と関係なく肺の下にある横隔膜がけいれんします。
横隔膜がけいれんを起こすと、胸腔という胸の部分にある空間内の圧力が低下して横隔膜が広がり、空気が急速に吸い込まれます。それと同時に、気管の入り口にあり、声を出すための器官である声帯が閉鎖してしまうと「ヒクッ」という音が出てくるのです。これがしゃっくりのしくみです。
どんな時にしゃっくりが出る?
うちの娘は、特に無自覚で、急にしゃっくりが出始めることが多いのですが、一般的には、熱いものや冷たい物を飲食した時や、咳が出た後、激しく笑ったり、泣いたりした後などにしゃっくりが出やすいようです。
しゃっくりの音は、本人の意識と関係なく起きているので、ボリューム調整は難しいようです。ある程度は、ボリュームを抑えたしゃっくりが出せても、ふいに大きな音で出てしまうと言ったことがあり、静かにしないといけないような時には、本当に困ってしまいますよね。
うちの娘のしゃっくりなんて、まるで怪鳥の鳴き声のようで、いつも「学校で出たら、みんなびっくりするやろうな」と笑ってしまいます。
しゃっくりを止める方法ってあるの?
しゃっくりを効果的に止めるには、しゃっくりが起こる仕組みを理解し、しゃっくりが出始める原因となる舌咽神経を再び刺激し、刺激を延髄に届けることで、横隔膜のけいれんを鎮めるのが良いと言われています。
私たちが子どもの頃から聞いてきた、しゃっくりを止める方法にもいろいろありましたよね?例えば、人におどかしてもらって、びっくりすると止まるというもの。これが成功するには、心底びっくりしていないといけません。びっくりすることで、横隔膜のけいれんが鎮まれば、止まることもあります。
また背中をたたいてもらうというもの。これはそのまんま「たたく」という刺激ですね。
耳に指を入れて30秒ほど押すというのもあります。
また胸を張って、思い切り息をゆっくり吸い込み、限界までしばらく止めて、ゆっくり吐き出すというのも効くと言います。これは胸腔を広げた状態を維持することで、横隔膜のけいれんが起こる余地を無くし、けいれんを鎮めることでしゃっくりが止まるという方法です。
でも一番効くと言われているのは、すべらない様にハンカチなどで自分の舌をおおって、上から掴み、30秒間前に向かって、少し痛いぐらいに引っ張るという方法です。
これは舌咽神経に直接刺激が伝わることで、しゃっくりを止める方法で、非常によく効くと言われています。娘はこれを試してから、百発百中で止まっています。
とってもうっとおしい「しゃっくり」ですが、みなさんもしゃっくりが出た時は、ぜひお試しくださいね!すっきり止まることをお祈りしています!
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