完熟と甘熟、どう違うの?
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完熟トマト
今日は「完熟」と「甘熟」という二つの言葉についての、素朴な疑問についてお話したいと思います。
ちなみに「追熟」という言葉もありますが、「追熟」については、まだ食べごろではない(「未熟」な)果物や野菜を、収穫後に食べごろになるまで置いておくことをいいます。なので、今回の「かんじゅく」という響きの言葉とは、少し違うものです。
真っ赤によく熟れたトマト。美味しいですよね。
ところで、この「完熟」っていうのは、どういう状態をいうのでしょうか?
定義としては、その実の中に宿している種が、そのまま土に植えると発芽できる状態に育ったものを「完熟」としています。
昨日見つけたバナナは…
ところが昨日、スーパーで見かけたバナナ。そこには「甘熟」という文字が!
読みはおそらく、「完熟」とおなじ「かんじゅく」かと思われます。
「完熟」と「甘熟」、両者にはどういった違いがあるのでしょうか?
私の当初の見解では、果物が熟すときは甘くなるから、「甘熟」を使用することもあり、「完熟」でも間違いではない。そして野菜にあたるものは、おもに「完熟」が使われる…という想像をしておりました。
が、実際のところは、辞書には「甘熟」の文字はなく、どうやら果物などの広告のために使われるようになった造語であるというのが、正解のようでした。
完熟・甘熟を見極めるのは難しい!
商品には「完熟」や「甘熟」の文字が使われているが、実際はちっとも甘くないというのは、よくあることです。
お店で「完熟」「甘熟」の商品を購入するときは、商品をよく見て、よく熟れた状態がどういうものかという経験や知識を活用して購入するようにしたいものですね!
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