ドライバー必見!信号のない横断歩道では気をつけて!
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今年に入ってから、何度かニュースなどでも紹介されていました、渡ろうとする歩行者がいる信号のない横断歩道手前での、ドライバーの一旦停止率についてのお話です。皆さんは感心を持たれていましたか?
実は最近では私たちの身近な地域でも、警察の方が取締りを強化されていて、実際に取締りで違反切符を切られたという方が多く出てきています。
JAFによる調査
渡ろうとする歩行者がいる信号のない横断歩道での、ドライバーの一旦停止率をJAFが調査したところ、なんと実に9割以上のドライバーが止まらないという結果になりました。
ドライバーのみなさんは、いつもどうされていますか?また歩行者のみなさんの経験はいかがでしょう?
道路交通法38条で定められていること
日本の法律では、横断歩道でのドライバーに関するルールが定められています。これに違反すると、横断歩行者等妨害等違反となってしまいます。
① 横断歩道や自転車通行帯の付近に、間違いなく渡ろうとする誰もいない場合
⇒そのまま通過してOK。
② 横断歩道や自転車通行帯の付近に、横断しようとする歩行者が待機している場合
⇒横断歩道や自転車通行帯手前で、必ず一旦停止する。
③ 横断歩道や自転車通行帯を横断している歩行者がいる場合
⇒横断歩道や自転車通行帯手前で、必ず一旦停止する。
④ 横断歩道や自転車通行帯の近くに人の姿が確認できる場合
⇒いつでも一旦停止できる速度で徐行する。
横断歩行者等妨害等違反の罰金は?
横断歩行者等妨害等違反となってしまいますと、一般反則行為として青切符の対象になり、点数は2点引かれてしまい、反則金を納付しなくてはならなくなります。
反則金の額は、大型車は12,000円、普通車は9,000円、二輪車は7,000円、小型特殊自動車と原動機付自転車は6,000円となります。
ルールを守る難しさ
今、取締りが厳しく行われている横断歩行者等妨害等違反ですが、実はこのルールを大半のドライバーは知っていながら、実際には止まっていないという矛盾が話題にもなっています。というのも、ドライバーの多くは、交通の流れを妨げることで起こり得る、別の事態を心配しているということもわかってきました。
・後ろのドライバーから非難を受けたくないという意識が働く。
・自分が止まったせいで、対向車線の車が飛び出してきて歩行者が事故に巻き込まれはしないか心配。
・自分の車が、後ろから来る車に追突されはしないか心配。
今はとにかくルールと割り切って守るようにしよう!
ドライバーの立場から考えると、確かにみんながきちんと横断歩道手前で一時停止できるようにならないと、自分一人一旦停止することで、上記のような別の事態の発生も考えてしまいます。
しかしそこはルールはルールです。現行の法律に変更がないかぎり、横断歩道等は歩行者が優先であり、一旦停止を怠れば、ドライバーが取締りの対象となってしまいます。
歩行者の立場から考えると、「私はあとからゆっくり渡りますから、ドライバーさん、お先にどうぞ!」という気持ちの時もあります。しかしこのようなシチュエーションでも、もし車を通過させてしまったら、ドライバーが悪いことになるのです。
特に外国人の方には注意をはらって!
近年、たくさんの外国人の観光客の方が、日本を訪れています。ありがたいことに海外では、「日本人はマナーが良く、法律を守る意識が高い」と評価されているそうです。
そのため、信号のない横断歩道でも、日本人ドライバーは必ず止まってくれるはずと考える外国人が多いんだとか。日本人特有の「あうんの呼吸」や場の空気を読んでという感覚は、日本独自のものであり、外国人にとってはルールはルールなのです。
違反は困る!じゃあ、どうする?
誤って事故を起こしてしまったり、違反切符を切られたりすることの無いように、やはり信号のない横断歩道に歩行者がいる時は、一旦停止を守るべきでしょう。
ドライバーみんながルールを守るようになれば、何の問題もないわけですから。
でも今はドライバーが心配しているような別の問題にも配慮して、横断歩道でのいきなりの一旦停止は危険ですので、手前からあらかじめ徐行運転を心がけておくのが得策ではないでしょうか。
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