汽車の「汽」はなぜ「氵」(さんずいへん)なの?
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小2の息子の学校の宿題では、ほぼ毎日、漢字の練習がノート1ページ分出されます。
ところが息子はこの漢字の練習が大の苦手。漢字を覚えるのが苦手なわけではないのですが、文字を上手に書けないので、直しも多く、ようするに嫌いなのです。
ですが時々、賢い質問をしてきます。今日も「お母さん、汽車の「汽」って、水関係ないのに、なんでさんずいへんなん?」と質問されました。さぁ?皆さんは、小2の子にわかるように、どうしてか答えられますか?
さんずいへん(「氵」)の漢字とは?
さんずいへんの漢字というと、「海」「湖」「港」「洗」「流」などなど、主に水に関係するものが思い浮かびます。「さんずいへん」はなるほど「水」を意味する部首なんですね。
「气」にはどんな意味があるの?
辞書を引いてみると、「气」には「湯気」という意味があると書いてあります。
「氵」+「气」=どんな意味?
「水」+「湯気」=そうです!「汽」という漢字には「蒸気」という意味があるのです。そう思って考えてみますと、「汽車」も「汽船」も蒸気機関を動力に動く乗り物です。
「蒸気機関」というのは、かま(ボイラー)で発生した水蒸気の持つ熱エネルギーを利用し、乗り物や機械を動かす力に変えるしくみのことで、「汽車」と聞くと一見「水」とは関係ないように思えますが、汽車を動かすには、形は変わってはいるけれど、水の一種である水蒸気をエネルギーとして利用するためだということがわかりました。
疑問を持つって大切!
今回のちょっとした疑問により、「氵(さんずいへん)」は、水を意味するんだな!「气」には「湯気」という意味があるんだな!そんな発見があったおかげで、「汽」という漢字にも、きちんと水が関係していることを知ることができました。
こういう経験をすると、記憶により深く刻まれて、その漢字を覚えることもできますし、違う組み合わせの漢字が出てきた時にも、意味を想像することができ、応用を効かすことのできる可能性が広がります。
なぜ?どうして?と疑問に思う息子の姿をみて、私自身も疑問に感じる姿勢の大切さにいつも気付かされます。
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