どうして「いちご100%のジュース」ってないんやろな?
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イチゴ大好き娘
うちの娘はイチゴが大好きです。小さなころから、とにかくイチゴ味には目がなくて、お菓子でもアイスでも、ジュース(飲み物)でも、イチゴ味が大好きです。
そんな娘がふと、「なんでリンゴとかぶどうとかパイナップルとかなら、100%ジュースってあるのに、いちごの100%ジュースはないんやろなぁ?」というのです。
確かにイチゴミルクなどのように、ジュースと表示できるものではなく、〇〇飲料というタイプのイチゴ味の飲み物は多くあるのですが、100%いちごジュースは、私自身は見かけたことがありません。
いちご100%のジュースってないんでしょうか?
いちご100%のジュースはある!
結論からお伝えしますと、いちご100%のジュースはあります。特にいちごの旬である春先など、店頭でフレッシュジュースをつくり提供するお店では、販売されているようです。
ただ1年を通して流通するいちごの100%ジュースは、存在が限られているのが現状のようです。どうしてなのでしょうか?
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いちごは鮮度が命!
いちごの出荷農家さんのお話では、いちごは大変傷みやすく、出荷の際にも裂けめや傷ができているものは、出荷ができないそうです。また収穫して数日経つと、糖度も下がってしまうとのこと。
そのため新鮮な採れたてのいちごを、すぐにジュースにして飲むのなら鮮度の問題はなくなるのですが、全国に流通させるとなると、いろいろと問題があるようです。大手の会社としては、コストを考えても、需要とのバランスを考えても、いちご100%のジュースを作ることにあまり意味を見出せないといったところでしょうか?
糖度や色、そして形といった問題から、いちご100%のジュースだけでなく、缶詰もいちごのものは見かけませんね。実は販売されていないわけではありませんが、パイナップルや桃のように、缶を開けてすぐ食べられる果物としては、見た目がイマイチになっちゃうということなんでしょう。
ジャムなど加工目的の人には良いのかもしれませんが、同じように形が変わっても、トマトなら料理で煮込んだりして使用しますので、形や色は問題ありませんが、デザートなどに使用することの多いいちごは、色や形は大切な要素の1つです。
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いちごって、どんなイメージ?
いちごといえば、きれいな赤い色がフレッシュなイメージではありませんか?
あの艶やかな赤い色を見て、いちごの甘酸っぱさを思い出します。
ところでジュースなど販売する商品は、必ず殺菌する必要があります。多くは加熱による殺菌が行われるのですが、いちごに含まれるビタミンは、熱によって壊れてしまいます。そして色も生の状態からは変化してしまうのです。
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例えばジャムをつくったことのある方なら、ご存知だとは思いますが、レモンの汁を入れたり、砂糖を入れたりと、いちごの鮮やかな色合いや美味しさを保つために、いちごの加工過程でいくつか添加する必要がありますよね。それでもなかなか、あのとれたていちごの色を保つことは難しく、手作り無添加のジャムだと、どうしても本来のいちごの色と比べると、若干黒茶っぽくなってしまうのです。キレイな赤い色のいちごジャムには、色素を添加しているのでしょう。
いちごの100%ジュースが少ないわけ
いちごはここまでお伝えしてきたように、いちごのあのキレイな赤色を保つことが難しいことの他にも、いくつか100%ジュースに向かない点があります。
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・生のいちごをそのまま食した時とジュースにして口にした時の、味の違い。
ジュースにすると、水臭く、糖度をあまり感じないと言われています。
・グラス1杯のいちごジュースを作るために、いちご1パック以上は必ず必要になる。ある会社のいちご100%のジュースは、いちごの100%ジュース300ml1本をつくるのに、なんと1kgのいちごが必要になるということです。
・旬の時期以外は年間通じて、原材料となるいちごにコストがかかる。
大手各社がいちご100%のジュースを作って販売していない理由には、いちご100%ジュースを販売した場合にかかるコストや、私たちが持ついちごのイメージする味の記憶と、実際にいちごだけでジュースにした場合との間に、味の差があることなどが、原因となっているからなのでしょう。
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