「夜に口笛を吹いてはいけない」って言うのって、なんでやったっけ?
スポンサーリンク
今日、娘が不意に「お母さん、夜に口笛吹いてはいけないって言うのって、なんでやったっけ?」と聞いてきました。娘はフルートを吹くのですが、「近所迷惑やから?」と。
言われてみれば、蛇が来るんだったか、お化けが出るんだったか…。確か子供達がもっと小さい時に、そんなことを言っていたように思います。実際私自身も、小さい時にお母さんから言われていたんだと思いますが、皆さんも聞いたことありませんか?
日本中色んな事言ってる!
・蛇が来る
・泥棒が来る
・人さらいが来る
・お化けや妖怪が来る
・嵐がくる…などなど、地域によって様ざまな言い伝えがあるようです。
なぜこのように言うの?
日本中、地域によって「夜に口笛を吹いてはいけない」理由にいろんな言い伝えがあるようですが、それぞれにちゃんと理由もあるようです。
・蛇が来る
インドの蛇使いの印象から、笛で合図すると蛇が来ると言われたり、小鳥の声と間違えて、蛇が小鳥を襲うためにやってくるなどと言われたようです。
他にも蛇のことを「蛇」といいます。「蛇」には、良くないこと・道を外れることという意味合いがあり、他人に迷惑をかけないという「しつけ」のためにという意図があったとも言われます。
・泥棒が来る・人さらいが来る
昔、泥棒をはたらく者や人さらいなどは、仲間内の合図に口笛を用いていました。そのため夜に口笛を吹くと、そのような悪者を家に呼んでしまうという意味があったといわれています。また夜に口笛を吹いていると、そのような悪い人達と間違われてしまうよという意味もあったようです。
・お化けや妖怪が来る
昔より「口笛を吹くこと」を「嘯く(うそぶく)」と言います。うそぶきには神や精霊を引き寄せる力があると言われてきたそうです。そのため、口笛を吹くとうるさいもしくは下品だからといったしつけの意味ではなく、神や精霊を引き寄せるような神聖な口笛を、普通の人間が軽々しく行うものではないという戒めの意味があったようです。
・嵐がくる
口笛が風を呼んで、嵐がやってくるので、気をつけるようにという戒めです。
あなたの地域ではどう使う?
いろんな言い伝えがあって、興味深いですね。
私個人的には口笛は癖になるから、学校の授業中に子供がうっかり吹いてしまったらいけないとも思っていました。
ですが昔の言い伝えでは、口笛は神や精霊を引き寄せる神聖なものと言われていたとは、驚きでした。みなさんの地域では、夜に口笛をふくと何が来るのでしょうか?
スポンサーリンク