寝すぎの頭痛が起こるのはなぜ?どう対処する?
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みなさんは、週末などに時間があり、いつもより長い時間眠って、ゆっくりしたはずなのに、頭が痛くなったことってありませんか?
寝すぎて頭痛になることなんてあるんでしょうか?我が家では主人が時おり、「寝すぎてなんとなく頭が痛い」ということがあります。
寝すぎの頭痛の正体とは?
脳とは本来、痛みは感じないように出来ているそうです。頭痛というのは、頭の血管や周囲の筋肉が刺激を受け、それが大脳へ伝わることで「頭が痛い」と認識するそうで、脳が痛いわけではありません。
寝すぎの頭痛には2種類あります。一つは片頭痛、もう一つは緊張型頭痛です。寝すぎて目覚めた時に「頭が痛いな」と感じたら、このどちらの頭痛かを見極めて対処する必要があります。
脈に合わせて頭がズキズキ痛み、ひどい人は吐き気まで起きるような頭痛です。お辞儀の姿勢をとったりしようものなら、頭を抱えてうずくまりたくなってしまいます。
人によっては、閃輝暗点(せんきあんてん)といって、目の前にまぶしい光が見えたり、視野にギザギザした線の様なものが見えたりする人もいると言います。
仕事や学校が休みになる週末など、緊張が緩んで頭の血管が広がることで、血管周りにある三叉神経(さんさしんけい)が圧迫されます。この刺激が大脳へ伝わることで頭痛が起こり、脳幹にある嘔吐中枢までも刺激が伝わることで、吐き気をもよおします。
頭が締め付けられるような痛みが襲います。肩こりを併発することも多いようです。
寝る姿勢が芳しくなく、筋肉が緊張し、こめかみ付近の側頭筋(そくとうきん)や肩甲骨あたりの僧帽筋(そうぼうきん)が固くなることで痛みが起こります。ストレスが原因となることもあります。
寝すぎの頭痛が起きたら、どのように対処すればいいの?
緊急を要する場合は、体に合った頭痛薬を飲んで対処することになると思いますが、薬をできるだけ飲みたくない人や、ゆっくりできる時間のある方は、まず自分の寝すぎの頭痛が、片頭痛なのか、緊張型頭痛なのかを見極めて対処していくことになります。
片頭痛の場合
盆の窪(首の真後ろの窪んだところ)を冷やすようにします。ただし揉むと血行が良くなって、血管がより拡張してしまいますので、揉まないよう気をつけましょう。
できるだけ部屋を暗めにし、体を温めず涼しい所で休むようにしましょう。
血管収縮効果のあるカフェインを摂取するため、コーヒーや緑茶、紅茶といった飲み物を飲むのも一定の効果が期待できます。
緊張型頭痛の場合
寝る姿勢をかえて、筋肉をほぐしましょう。マッサージや入浴も効果が期待できます。日ごろから適度な運動を習慣化することで、体のコリを防ぎ、頭痛を回避することができます。
寝すぎの頭痛を起こさないために
週末や休みの日に寝すぎてしまう根本的な原因に、普段の寝不足というものが考えられます。起床後、4時間ほどたった時に眠気を感じたことはありませんか?
例えば6時に起きる方なら、午前中の10時ごろにウトウトっとすることがよくあるなら、それはあなたの身体が本来必要としている睡眠時間が足りてないか、睡眠の質が悪いかのどちらかである可能性が考えられます。
一度目覚ましをかけずに眠ってみて、自然と目覚めるのは何時間後なのかを調べてみると良いでしょう。普段寝不足の人なら、最初の2日ほどは寝すぎてしまう可能性がありますが、3日目ぐらいになると、自然と目が覚めるようになるでしょう。その時間を目安に、毎日睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
なかなか忙しくて十分な睡眠時間がとれないという人は、午後15時までに15分~20分程度の寝すぎない昼寝をするようにしましょう。会社務めの方なら、お昼休みに座ったまま何かにもたれて眠るのも良いでしょう。
病気が原因の時もある
寝すぎの頭痛が続く時は、病気の可能性も考えられます。よくあるのはうつ病や糖尿病です。
どちらも良質な睡眠が妨げられるために、一度眠ると寝すぎになって頭痛が起きたり、ダラダラと浅い睡眠が続いて寝すぎの頭痛が起こります。
規則正しい生活が一番!
毎日健康に暮らすためには、規則正しい生活が一番です。休みの日でも、できるだけ普段の生活リズムを崩さずに、自分に合った睡眠時間をきちんと確保して過ごしましょう。
特に子供の場合は、十分な睡眠が必要です。毎日きちんと睡眠時間を確保し、休み前に夜更かしなどがないように心がけることが、心も身体も健康に過ごせることにつながります。
寝すぎの頭痛は、生活のリズムの乱れを身体が教えてくれているといえますね!
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