近視の人は老眼鏡はいらないの?老眼ってどんな感じ?
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老眼の兆し
私は毎日、ワンデーの使い捨てコンタクトレンズを使っています。少し前に眼科の検診へ行った時、今回からレンズの度を少し緩くしてみましょうと言われました。
理由は、少し近くの文字が見づらくなっているから。つまり老眼の兆しがあるからということです。
実は1年くらい前から、コンタクトレンズをつけている時、裁縫で糸を針に通すのが、非常に難しくなっていたことから、老眼ではなかろうか?と疑ってはいたのです。
でも不思議なのは、手もとの小さなものが見えにくいのは、コンタクトレンズをしている時だけで、裸眼の時は何の苦も無く、すいすい針に糸も通るんです。
近視である私の場合、今後も老眼鏡は必要ないのでしょうか?
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老眼とは?
正式には「老視」といいます。近くの小さな文字が読みづらい、暗いと文字が読みづらい、遠近のピントを合わせるのに時間がかかるなどの症状が起きます。
私たちの目は、水晶体と言われるカメラのレンズのような働きをしているもので、ピント合わせをしています。この水晶体は、毛様体筋という筋肉で引っ張られたり、緩めたりすることで、薄くなったり厚くなったりして、ピントを合わせています。
遠くを見る時は毛様体筋が伸び、水晶体が薄くなってピントを合わせられます。その逆に、近くを見る時には毛様体筋が緊張し、水晶体が厚くなって焦点が合うようになります。
コンタクトレンズをつけていない時は
先にも少し触れましたが、私の場合コンタクトレンズをつけていない裸眼の状態ですと、小さな文字もすらすら読めます。老眼鏡なんて必要ありません。
これは実は、近視の度合いが-2.0や-3.0程度の場合、メガネを外すだけで、近くにピントを合わせやすくなるからです。
ですが近視というのは、目の中に入った光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまうため、網膜にピントが合っていない状態です。なので、老眼の症状的な小さな文字が読みづらいわけではないものの、目は近づけないといけなくなるため、姿勢が悪かったり、作業がしにくかったりはするのです。
そのため近視の人の場合、老眼鏡ではなく、実際遠くを見るには物足りないのですが、緩い度の近視用のメガネを、老眼鏡の代わりとして代用されている人も多いといいます。
私もこのことを知って、なるほど!と感心しました。
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コンタクトレンズをつけたまま老眼鏡をかけるのは?
コンタクトレンズは、正常な視力にするために装着しているものです。なので正常な視力に対して、老眼鏡を必要に応じてかけるというのは、正しい使い方になります。
ただし、コンタクトレンズを外している時間帯には、同じ老眼鏡を使っても、小さな字が見づらいという現象が起こる可能性があります。これは元の視力が裸眼とコンタクトレンズ装着時とは違っているためです。
ですので、生活スタイルや裸眼の視力の度合いなどに応じて、コンタクトレンズ装着時用の老眼鏡を準備するのか、裸眼に合わせた視力矯正方法を選択するのか、自分自身が快適に生活できる方法を選択していくことになります。
老眼鏡を作るには?
眼鏡屋さんに行けば、老眼鏡は作ってもらえますが、初めて老眼鏡を作る時には、やはり眼科の受診をおススメします。なぜなら、目が見えづらい原因が、本当に老眼であれば問題ありませんが、それ以外の眼病である場合、眼鏡屋さんではわからず、見過ごされてしまうことも多いからです。
眼科へ行けば、視力検査をはじめとした、さまざまな検査を行ったうえで、老眼鏡が必要であれば、きちんと処方箋を出してくれます。それを持って眼鏡屋さんに行けば間違いありませんね。
近視の人と老眼鏡、遠近両用とは?
老眼鏡やコンタクトレンズでも、遠近両用というものがあります。これは近視で遠くが見づらい、でも近くも老眼の影響で見づらいという方のためのものです。
メガネであれば、一つのメガネの上部に遠くを見るレンズ、下部に近くを見るレンズを備えていて、視線を上下に動かすだけでどちらの用も足りるという便利なメガネです。
その中でも累進多焦点レンズという上下のレンズの境目がないタイプは人気があります。他人からも境目がわからないので、老眼鏡と気づかれにくいからです。ただ累進多焦点レンズは、遠近のレンズの範囲が狭く、慣れるのにも時間がかかります。また疲れやすいという声もよく聞かれますので、長時間メガネをかけて作業を行うような方には向いてないかもしれません。
遠近両用コンタクトレンズにも同じようなことが言えます。小さなレンズに遠近両方の度数を混在させているため、遠近の調節に慣れるのに時間がかかるといわれています。
そのため、累進多焦点レンズのメガネや遠近両用コンタクトレンズについては、50歳くらいまでに十分な慣れが得られるよう、早めに装着を開始する方が良いといわれています。
老眼を認めたくない気持ち
老眼は、白髪などと同様、表面に現れる問題でありながら、老いを認めたくない気持ちが邪魔をして、「まだ大丈夫」と放置されがちです。
老眼は、65歳くらい(※個人差があります。)までは、度数が変わっていきます。これは老眼の症状が加齢により、水晶体の柔軟性がある程度なくなるまで続くからです。水晶体の柔軟性の喪失がある程度までくると、老眼はそれ以上進まなくなります。
老眼を認めたくない気持ちから、老眼鏡を使わずに放っていると、老眼に眼精疲労まで重なって、頭痛や肩こり、目の重さ、気分が悪くなるといった体の不調を引き起こすことがあります。
もちろん人によって、こういった症状の重さにも差がありますが、ひどい方の場合は、更年期などとも重なり、本当につらい思いを経験されることがありますので、老眼を軽視しないほうが良いのです。
老いを恥じず、胸を張ろう!
誰にでも老いは訪れます。それなら老いを隠すことなく、素敵な老眼鏡を選んで、颯爽とこれからの人生を楽しみましょう。
これまでの人生が、今のあなたを作っています。これからのあなたを作るのも、あなた自身です。これからどんな出来事が待ち受けているのか、ワクワクしてきますね!
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