琵琶湖に行くなら!パワースポット【竹生島(ちくぶじま)】は外せない!
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パワーを充電!いざ竹生島へ!
家事、仕事、子供達との夏休み生活に少々疲れが…しかしそこはお母さんですもの!ここらでパワー充電!がんばろう!と、琵琶湖の北部に浮かぶ、琵琶湖随一のパワースポットと言われる【竹生島(ちくぶじま)】へ、家族そろって行ってきました!
竹生島のある琵琶湖とは?
琵琶湖は滋賀県にある、日本一大きな湖です。実はこの琵琶湖、滋賀県の総面積の約6分の1を占めるほど大きく、淡路島がすっぽり入ってしまうほど大きいのです。
また琵琶湖は、世界的に見てもすごい湖なんですよ!
琵琶湖は約400万年前に形作られた古い湖なのですが、この古さがバイカル湖、カスピ海についで、なんと世界第3位なんです。
そんな琵琶湖の沖合に浮かぶ周囲約2km、面積約0.14㎡の小島が竹生島です。
琵琶湖には3つの島(沖島・竹生島・多景島)があり、竹生島は沖島についで2番目の大きさとなります。
関西人でも知らない人多いけど、竹生島って実は有名!
竹生島は琵琶湖国定公園のなかでも、屈指の景勝地とされていて、島全体が国の史跡・名勝に指定されていて、琵琶湖八景にも「深緑 竹生島の沈影(深い緑に包まれ、青い水面に映る島影)」として数えられています。
竹生島の歴史は古く、平家物語の中でも「竹生島詣」として登場したり、古くから歌枕(※)として詠まれ、謡曲「竹生島」としても知られており、古くは弥生時代から、島そのものがご神体として人々の信仰を集めてきました。
雑誌「旅」によって、秘境百選にも選ばれているほどの島なのです。
(※)歌枕とは、多くの人が和歌に読んだ名所のことです。
竹生島へは、どうやって行くの?
この竹生島に渡るには、長浜港・今津港・彦根港からそれぞれ連絡船が出港していて、私達は長浜港より出港しました。
料金は、往復大人3,070円 小人1,540円で、出向してから約30分で到着します。船には客室としてエアコンの効く室内と、デッキがあり、私と子供達はずっとデッキで風に吹かれていました。船酔いを懸念していましたが、湖のせいか揺れも無く快適で、全く酔わずに行けました。
➡こんな船に乗りました。
ちなみに船会社は2社あります。
琵琶湖汽船 0749−62−3390(私達はこちらで行きました。)
オーミマリン 0749−22−0619
上陸すると、券売所があり入島料を支払います。
大人400円 小人300円です。
➡赤い丸の所が港になります。
竹生島がなぜパワースポットなの?
竹生島がパワースポットと言われる所以は、島内に宝厳寺と都久夫須麻神社があるのが大きな理由です。
宝厳寺の本尊は弁才天と千手観音。安芸の宮島、相模の江島と共に日本三弁天に数えられます。弁才天とは天照大神(あまてらすおおみかみ※1)の子供にあたり、宝厳寺はその昔、聖武天皇(しょうむてんのう※2)の夢枕に立った天照大神のお告げにより建立されたお寺なのです。ちなみに弁才天は水に深く関わる神さまで、手には琵琶を持っています。やはり琵琶湖と関係があるのでしょうか?
(※1皇室の祖神とされる太陽の女神です。)
(※2聖武天皇は、東大寺の大仏を建てた有名な天皇です。)
また宝厳寺は西国三十三所観音霊場の三十番目の札所に指定されており、たくさんの方がお参りに来られています。
そして都久夫須麻神社には龍神が祀られています。都久夫須麻神社は、竹生島の古い名前だと言われていて、平安時代の延喜式(※)にも載る由緒ある神社です。
(※延喜式とは、醍醐天皇の命令で編纂された、法律をまとめられた本です。寺社の名前も載せ
られています。)
神社とお寺。このように竹生島は古くから神仏一体の聖地として、人々から島そのものが御神体として崇められてきたのです。
竹生島の宝厳寺と都久夫須麻神社のご利益とは?
宝厳寺の本尊である弁才天はヒンドゥー教では音楽や学芸、福徳、戦勝の神として知られており、日本では財宝神、慈愛、祈願成就の神として、恋愛成就や開運厄除、交通安全などを祈願することが多いようです。宝厳寺本堂には、一つ一つ顔の違う可愛らしいダルマが売られていて、ダルマに願い事を書いて奉納すると、願いが叶うと言われています。
また都久夫須麻神社の龍神は、相手の心を読む力がUPしたり、才能が開花する、新規開拓の運が開ける、商売繁盛などの願いが叶うと言われているそうです。龍神拝所では、かわらけ投げと言って、小さな素焼きのお皿に願いを書いて、拝所から琵琶湖に向かう鳥居に向かって投げ、鳥居の間を通ると願いが叶うと言われています。拝所の鳥居の周りには、無数のお皿が投げられ、落ちていました。
➡本殿前に不動明王像。大日如来(天照大神)の化身とも言われています。
参拝ルートは?
165段あるという階段を上がると、宝厳寺本堂に到着します。途中で振り返ると、結構な高さで怖かったですが、琵琶湖を一望出来る素晴らしい景色でした。
➡結構息の上がる階段でしたよ
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五重石塔(重要文化財)
五重石塔で重要文化財なのは全国で7基だけで、これはその1つになります。形の特徴から、鎌倉時代の特徴が見られます。
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樹齢400年というもちの木
片桐且元が自ら植えたとされています。
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三重塔
1484年に建立され、江戸時代初頭に落雷で消失したという三重塔は、2000年に「浅井郡誌」に基づき再建されました。
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宝厳寺 唐門(国宝)・観音堂
豊臣秀吉が建てた当時の大阪城極楽橋の一部で、現存する唯一の大阪城遺構です。実はこのことがわかったのは最近のことになります。平成18年にオーストラリアにあるエッゲンベルク城で、豊臣秀吉が建てた大阪城の図屏風が発見され、その中に本丸北方にいかけられていた極楽橋が描かれていました。この極楽橋は、1596年に作られ、1600年に京都の秀吉のお墓へ移築されたことがわかっています。この秀吉のお墓に建っていたものを、秀吉の子である秀頼の命により、片桐且元により都久夫須麻神社へ移築されたのですから、秀吉の頃の大阪城の遺構であることは、ほぼ間違いないということなのです。
観音堂には千手観音が安置されています。
➡平成30年まで唐門・観音堂・船廊下の保存工事中です。
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宝厳寺 船廊下(重要文化財)
豊富秀吉の御座船「日本丸」の船櫓を利用して建てたと伝えられている通り、天井を見上げると、船を利用していることに納得できます。
また床下は京都の清水寺の「清水の舞台」と同様、足代を組んだ舞台造りとなっています。
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都久夫須麻神社 本殿(国宝)
都久夫須麻神社の建物は、今から450年前、豊富秀吉が伏見城の束力使殿を移転して寄進したと言われる伏見城の遺構です。襖や柱、欄間などに桃山美術を見
ることができます。また今は見ることができませんが、襖絵や天井画は狩野光信(※)作と言われています。
(※狩野光信は、「唐獅子図屏風」などで有名な狩野永徳の長男。代表作にみんなが知ってる豊臣秀吉の人物画があります。)
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龍神拝所 かわらけ投げ
➡鳥居の下に石のように白く見えているのが、全て割れたお皿です。
➡かわらけ投げの出来る龍神拝所を琵琶湖側から撮影
竹生島めぐりを終えて
一通り周り終わると、船着き場の手前にお土産物屋さんがありました。私達が行った日は、1店しか開いていませんでしたが、他にも2店あるようでした。みんなでソフトクリームをいただき、船の到着を待ちました。
一通りお参りをし、かわらけ投げではパパが投げたお皿が1枚、鳥居をくぐりました。きっと何かご利益があるハズ!と信じています。
以前、私の夢のお告げで安芸の宮島に行ったことがあります。今回はパパが調べてくれていくことになった竹生島ですが、偶然にも宝厳寺も日本三弁才天の一つに数えられるそうで、これはいつかきっと、残る弁才天の相模の江島にも行かないといけないな…なんて思っています。
夜には無人島になる竹生島。確かに神秘的で何かパワーを感じる素敵な島でした。琵琶湖に旅行へ行かれる際には、ぜひ一度向かわれてみてはいかがでしょうか?
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