あれ?何しに来たんだっけ?すぐ忘れちゃうワーキングメモリ
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日常生活あるある
今日のお話は、昨日の「記憶」についてのお話の続きになります。
私もよくあることなんですが、最近お友達ともよく話題になります。というのも、例えばふと思い立って、タッタッタッ…と2階へ駆け上がったのですが、いざ2階に着くと「あれ?何しに来たんだっけ?」ということありませんか?
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他にもスーパーに卵を買わなくちゃと出かけていったのに、お買い得品に心を奪われているうちに、本来買わなくちゃいけなかった卵を、すっかり買い忘れてしまう。
最近では、「これ気になる!あとで調べてみよう!」とブログに書こうと思ったのに、ほんの数分で、何の話だったのかころっと忘れてしまっている、そんなことがあります。
1から同じ行動をやり直して、思い出す時もあれば、もう全く思い出せなかったり、数日後にまた思い出したりとさまざまですが、とにかく自分のうっかりさかげんに、もう嫌になることがあります。
何かをしながらの記憶「ワーキングメモリ」
長期記憶の引き出しどころか、短期記憶にも残らない、超短期中の短期記憶、それがワーキングメモリです。ワーキングメモリは、何かの行動をしながら記憶するものです。
例えば、お弁当を作りながら、ふと今日必要な持ち物をせっかく思い出し、あとで準備しようと思ったのに、結局忘れてしまうとか、友達と何かのテーマに沿って会話している中で、ふと話そうとしていた内容を見失うなど、シチュエーションもさまざまです。
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こういったワーキングメモリは、とても短い時間しか記憶することができません。一度に覚えられる事柄は5~7個と決まっていて、個人差がないのが特徴です。
私なんて、5~7個ですら覚えられているのか自信がないくらいです。
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ワーキングメモリは鍛えられないのか?
超短期記憶であるワーキングメモリは、鍛えて覚えておくことはできないのでしょうか?
行動しながらの記憶であるワーキングメモリは、その数を増やすことは難しいと言われています。なぜならそれが、命にかかわるほどのものでないことがほとんどだからです。
たとえ行動しながらであっても、命にかかわるような重要事項と認識した場合、それはワーキングメモリではなく、長期記憶へ分類されます。
実際、ワーキングメモリを同時にたくさん覚えておいてこなすことは、非常に困難であると同時に、非効率になることが多くなります。いくつかの同時並行的な事柄は、3~4程度に絞って集中するほうが、効率が良いのです。
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もし一瞬思い出したワーキングメモリが、忘れたくない事柄だった時は、必ずその都度メモしましょう。メモしておいて、後からきっちり忘れずにこなしていくほうが確実です。
記憶の特質を知って、日常生活を有利に、そして穏やかに進められるようにしたいものですね。
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