隣の木がうちの庭に!角がたたない対処法を教えて!
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ご近所トラブル
昨日、子供のスイミングがあり、観覧席で子供の様子を見ていたところ、私のすぐ後ろの席の奥様2人が、何やらいろいろと悩み相談を始められました。
盗み聞きするつもりはなかったのですが、ちょっと興味のある内容だったので、聞き入ってしまいました。
お二人のうち悩みがあるのは一人の方で(仮にAさん)、もう一人の方が聞き役(仮にBさん)です。
Aさんは3年ほど前に新築一戸建てを建て、現在の住まいに暮らしています。お隣はもっと以前から、今の家に暮らしているとのこと。
Aさんとお隣の方とは、普段ほとんど付き合いはありません。偶然庭先などで顔を合わせても、お互い(Aさんが思うにはお隣さんも)気付かないふりをすることも多いそうです。
Aさんの趣味は時おり行う、庭いじりで、草引きはもちろん、お花を植えたりオブジェをかざったりしています。
問題が発生したのは今年の夏のことです。Aさんの庭にお隣の木がのびてきて、屋根にあたるようになってきました。今年は台風も多く、風で枝が屋根にあたり、かんかん言うのが気になって仕方なかったそうです。気になりだしたら止まらない性格のAさん、庭へお隣の木から落ちた葉が散らばっているのも気になってきました。
今現在はまだ起こってないのですが、低い位置の枝が、このまま伸びてくると、Aさんの家の玄関横まで伸びてきそうな様子も気になっています。そうなると、子供があやまって折ってしまったり、怪我したりと悪い想像ばかりしてしまうということ。
勝手に切っていいの?
私は話を聞いていて、少し驚いたのですが、AさんはBさんに、こんな質問をされました。
「お隣さんの木がうちにかなり入っているところは、写真で証拠を撮ってるんだけど、お隣さんに気付かれない間に、こっそり切ったらあかんかな?」
これに対しBさんは、「やっぱり、勝手に切っちゃうのはまずいんじゃない?!一応言わないと!」
私もそう思います。いくら証拠写真があっても、お隣の木はお隣の物ですから。そこで調べてみると、民法ではこのような記述があります。
「隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。(233条1項)」
つまり勝手に切ることは認められていませんが、お隣さんに「切って」という権利はあるよということです。
ちなみに民法には「権利の乱用はこれを許さない(1条3項)」とあり、単に越境したからという理由だけでなく、具体的に落ちた葉っぱでとゆが詰まってしまっているなどの被害が発生していたり、誰が見てもこれじゃあ、被害が発生するだろうという状況にないといけないことも記されています。
Bさんにも勝手に切ることは止められたので、勝手に切ることはあきらめたAさん。
そんなAさんに、Bさんがアドバイスしました。
「お隣さんに、『枝が入ってきてますので、何とかしてもらえませんか?』って言いに行ったら?」
そうするとAさんは、「そんなん、よう言わんわ。ハイツならともかく、一軒家やから、これからもお隣同士なのは変われへんから、顔合わせるたびに嫌な感じになったら困るもん。」と言います。
私は、確かにAさんの気持ちはわかる。でもすでにAさんは、嫌で嫌で仕方ない状態なのに、そのまま自分だけ我慢できるのかな?と思いながら聞いていました。
そうするとまたBさんが、「旦那さんに言ってもらったら?」と言いました。
Aさんは「旦那は、そういうのを言わせると、喧嘩腰でややこしくなりそうなタイプやねん。」と。
なかなか気を遣いますね。
皆さんならこんな時どう言いますか?
私の場合、どちらかと言えば、うちに生えているシラカシの木が、ご近所のご迷惑になっているんじゃないかと、毎年気にしている側です。だからもし、お隣から言われたら、お隣を悪く思うどころか「ごもっともです!」と即座に対応しなきゃ!と焦ると思うのですが、お隣がどんな方なのかがわかりませんもんね。
Bさん「でも言わないで嫌な気持ちで過ごすより、偶然を装ってお隣さんと出会
うようにして、親しい感じで軽く声かけてみたら?」
Aさん「そんな、上手にできるかな?」
Bさん「まずはお隣の木をほめて、『お手入れがいいのかな?すごく元気でいき
かってさ。」
Aさん「切ってくれるかな?」
Bさん「わからんけど、切ってくれなくって、本当に困ったら、子供どころか私
がつまづいて折っちゃった」とか言うたら?
Aさん
「私が折っちゃうってこと?」
Bさん「事故や( ´艸`)!」
私 (お~っ!Bさんすごい!)
※実際に折ってしまうと、損害賠償を請求されることもあるので、気をつけましょう。
ご近所トラブルは多種多様
最近もテレビを見ていたら、ゴミ屋敷のゴミの撤去に、行政が強制撤去を行った様子が流れていました。他にも騒音やハトなどに餌付けして、鳥の糞被害が発生したりと、いろんなご近所トラブルが問題になり、話題にのぼります。
私たちの周りには、いろんな性格の人がいます。一緒の地域で生活していると、実際にいろんなトラブルが起こるのは仕方ありません。でもそんなご近所トラブルを、少しでも和らげるのは、やはり普段からのお付き合いなんでしょう。
何から始めたら良いかと考えると、やはり挨拶からだなと、私は一人思っていました。
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