赤いべべ着たかわいい金魚♪金色やから金魚ちゃうん?
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金魚の昼寝
(我が家のどんくさい度NO.1)
皆さんは「金魚の昼寝」という童謡を聞かれたことはありますでしょうか?
♪~赤いべべ着たかわいい金魚 おめめを覚ませばご馳走するぞ
という歌詞で、子供達がまだ赤ちゃんの頃に聞いていたCDに収録されていた曲です。たまたまその懐かしいCDを聞いていたところ、ふと疑問がわきました。
白い鳥で白鳥、白い鷺で白鷺というように、金魚は金色じゃなくて、赤や白・黒や黄色が多いのに金魚?
それを息子に言ったら、「金魚のうろこは一枚一枚金色に輝いとる!う~ん、でも確かに黒い出目金とかは、確実に金魚じゃないなぁ。」ということに。
そういうわけで今日は、金魚が「金魚」と名づけられたのはどうしてか?ということについて調べてみました。
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金魚はどうやって生まれたの?
金魚の原産国は中国です。今から1700年前に長江流域の浙江省近辺で赤いフナが発見されたそうです。このフナは、通常のフナの体の黒い色が、黄色やオレンジがかった赤い色に変色していていました。
このフナのことをヒブナと言い、長い年月をかけて、人為的に観賞用の魚として突然変異させて品種改良させました。そうして誕生したのが改良型ヒブナ=金魚です。
中国では読み方は「チンユイ」といいますが、漢字はやはり「金魚」。
ちなみに英語でも「ゴールドフィッシュ」。学名でも「Carassius aurstus」と言い、訳して金色のフナといいます。
日本にはいつ伝わったの?
(息子が金魚すくいですくった大物)
日本には16世紀ごろの室町時代に大阪の堺に伝わりました。当時は貴族や武士の愛玩用でしたが、世の中から戦乱がなくなった元禄時代になり、武士の副業として金魚が養殖されるようになりました。
養殖によって一般家庭にも金魚が徐々に行きわたるようになったようです。
現在では金魚の品種も非常に多くなり、公式に認定されているもの、そうでないものを合わせると、55種類ほども種類が存在しているそうです。
有名な金魚としては、日本三大地金魚と言われているものがあります。地金魚とはその地元特有の金魚という意味です。高知県の土佐金・島根県の出雲ナンキン・愛知県の地金がそれにあたります。
現在日本で積極的に金魚が養殖されているのは、奈良県の大和郡山や、愛知県弥富地方、熊本県長洲町、東京では江戸川地方が有名です。
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なぜ「金魚」と言われるようになったの?
(今年の金魚すくいで我が家へやって来たおチビちゃん)
そもそもの疑問、なぜ「金魚」と言われるようになったのかということですが、諸説あるようです。
①昔の改良型ヒブナは、今のように赤味が強くなく、もっと黄味を帯びていて金色に近かったから。
②太陽光のような強い光がうろこにあたって反射すると、金色に輝くように見えることがあるから。
③昔は大変貴重な愛玩魚で、金のように高価で価値のある魚だったから。
このような三つの説があります。日本では「コガネウオ」と呼ばれた時期もあったようです。
また色あげといって、金魚は餌に赤い色素を増す成分を含めて与えることで、より鮮やかな赤い色に育てることができます。
しかしこれを意識しない場合、だんだん色褪せしてくるとオレンジ~黄色に近い色味になってきます。これが自然な金魚の色なのかも知れませんね。現在の金魚の餌にはたいてい色あげの効果がある成分が含まれています。
どの説が本当なのかを特定するには至りませんでしたが、金魚は昔それを知らなかった人々にとって、大変美しく夢のある魚に映ったのでしょう。まさに金色の魚のように。
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