ハムスターの麦粒腫(ものもらい・めばちこ)
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ハムスターの目が腫れている気が…?!
数か月前のことなのですが、我が家ではジャンガリアンハムスターを2匹飼っているんですが、そのうちのプディングハムスターのころんの観察をしていると、なんだか目が腫れぼったい気がしました。
よ~く見てみると、目が二重のようになり、少し腫れているのです。その時は、ハムスターにも「麦粒腫」、またの名を「ものもらい」ですとか、私の住んでいる関西では「めばちこ」と呼ばれる疾患があるということは知らずに、すぐ病院へ連れて行きました。
診察結果は、やはり麦粒腫でした。目薬での治療ということになり、この後約1か月間程度、目薬の投薬の日々が始まりました。
ハムスターの麦粒腫(ものもらい・めばちこ)って?
麦粒腫は人間でも罹患することがありますので、みなさんも想像はつくかと思います。ハムスターでは、特にジャンガリアンハムスターのように、目が出っ張っているためによく起こる病気です。
まぶたの汗や油を分泌するマイボーム腺や、まつ毛の根元などに、ふとしたことで傷がついたりして、そこから細菌感染を起こして、炎症が起こり、目がぷくっと腫れてしまいます。
このマイボーム腺などの分泌腺が詰まって起こる腫れ、霰粒腫とは区別されています。
麦粒腫の治療方法は?
基本的に治療方法は人間と同じで、目薬を差すことが一般的です。特に体が小さく、とても神経質なハムちゃんには、痛い治療・怖い治療は不向きです。ショックで亡くなってしまったりしたら大変ですから。
でもあまりひどい炎症により、膿がたくさんたまってしまっている場合は、麻酔をした上で切開し、膿を絞り出す治療を行います。
うちのころんの場合は、写真にある目薬「オフロキサシン」を1日5~6回、起きているのを見かけたら差す感じで続けました。
ハムスターに目薬なんて、どうやって差すの?
ちょこまか動き回るハムスターだけに、本当に目薬なんて差せるのか?私も初めての時は、とても不安だったのを覚えています。
私が準備したのは軍手。軍手をはめて、ハムちゃんを傷つけないように、しっかりと支えます。軍手をはめた片方の手にハムちゃんを乗せ、頭と体を固定します。
かわいそうに思うのですが、目薬の差し口の先で目を傷つける方が大変なので、しっかりと固定し、手早く済ませてあげましょう。
目薬の差し口から少し薬剤を「球」になるようなつもりで、こぼれない程度に押し出し、目とその目薬の「球」を接触させれば成功です。1日何回も行いますので、慣れれば出来るようになります。1度くらい失敗しても躍起にならず、その時はそれで終わりにしてあげても、私は良いと思います。
どのくらいで完治するの?
ころんの場合は、1か月ほどでキレイになりましたが、やはり個体差があるそうです。また床材などが原因でなっている場合は、その原因を取り除く(→木材チップ系の床材が合わないなら、ペーパー系に替えるなど)ようにしないと、繰り返しまた発生してしまいます。
キレイに完治すれば、前のように元通りうるうるのかわいいお目目に戻りますので、飼い主さんも大変ですが、がんばって目薬を差してあげるようにしましょう。
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