高温記録続出!プールは意外と熱中症の落とし穴?!
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夏休み中のお楽しみ、学校のプール解放が中止に!
昨日、息子の学校のプールでは、地区ごとのプール解放がある予定でした。私たちの地域では「支部水泳」と呼んでいます。
ですが連日の高温により、熱中症などのリスクを考慮し、役員さんから中止という連絡をもらいました。
ニュースでも再三、同様のニュースが流れていますので、皆さんの中にも、子供さんのプールが中止になってしまったという所があるのではないでしょうか?
今回、息子はプール解放の中止にがっかりしていましたが、実際この高温下でのプールにはさまざまな危険があるといいます。今回は、高温下でのプール遊びの注意点などを勉強し、この夏の家族でプールへ出向く際に活かして行きたいと思います!
プールはかなりの危険地帯!?
暑いからプールへ行くわけですから、プール遊びなら、溺れたりしないようにだけ気をつけていれば、熱中症に気をつかわずに、子供を存分に遊ばせてあげられると思ってしまいますよね。
でも実はプールって、周辺がかなり高温になりがちな作りになっています。
プールサイドのコンクリートや周辺の設備は、50℃を超えていることも!
水温についても、この暑さですのでかなり高く、ぬるいお風呂に入っているような感じになっています。それでもプールの水の中に入っていしまえば、それでも確かに涼めるとは思います。ですが水から出ている頭の温度を計ると、なんと50℃を軽くこえていることがザラにあるのです。
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こんな状態ですので、プールから上がって、ひと昔前のように、プールサイドで寝そべってでもいようものなら、コンクリートからの熱と直射日光による日差しで、一気に体温が上がり、熱中症へまっしぐらです。
水の中では知らぬ間に脱水症状になる
熱中症の症状として、ぽたぽたと流れるような汗が出る、その後症状の進行により、汗の量が減り、手足が冷たくなってくるといいますが、水の中で遊んでいると、こういった異変に本人も周りも気づきにくいという危険があります。
腹痛や頭痛、手足のしびれ、嘔吐などの症状が出るまでのサインを見逃してしまうのです。
幼い頃プール遊びをしていると、「体が冷えるから、一度休憩しなさい!」なんてお母さんから言われて、しぶしぶプールから上がり、タオルで体を拭いて、次入るまで、まだかまだかと待っていたことを思い出します。
なので、プールに入ると体が冷えると思っていました。でも水温や周りの気温などの条件によっては、普段とは違った体温調節が行われ、体内に熱がこもってしまう現象が起きる場合があると言います。
通常の体温調節では、暑いと汗をかき、汗が蒸発することで体温を下げたり、血管を拡げ血液をたくさん循環させることで、体の中心部の高い体温を発散させようと働きます。
しかしプールでは、水の中に体をつけることで、体の表面の温度が下がります。体はそれにより毛細血管を収縮させ、循環させていた血液の量が減少します。そうすると体内の熱を血液の循環によって下げにくくなります。
また汗をかいても、周りは水ですから蒸発することもなく体温は下げにくくなります。ですがこのような水中であっても、体は運動をしているわけですから、当然体内では熱がつくられているわけです。
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プール遊びで気をつけること
意外にもプールに入っているのに、体に熱がこもってしまう現象がおきることがあるんですね。
ではどういったことに注意していけば良いのでしょう?
まずは、耳にタコができるほど皆さんもご存知の、水分とミネラル(塩分など)補給の徹底です。
たとえ水の中でも、適度に休憩をはさみ、必ず水分とミネラルを摂るようにしましょう。
また休憩の際には、日陰に入りましょう。
顔を水の中につけない人は、特に頭に帽子をかぶるのは有効です。またプールでは肌が露出していますので、強い日差しの影響を受けやすく、体力が消耗しがちになります。
ラッシュガードを着ることは、日焼け予防だけでなく、体力の消耗を防ぐという意味でも、大変意味のあることです。
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これからは毎年最高気温が更新される?!
今年のように、気温が異常に高い日というのは、これからどんどん増えてくることでしょう。
昔では大丈夫だったことが、そうではなくなり、現在にあった対処法を積極的に取り入れなければ、気付かない間に熱中症になってしまうということが起こります。
特に子供はプール遊びが大好きです。周りの大人が気をつけてあげないと、放っておくといくらでも遊んでいます。必ず熱中症対策を怠ることの無いように声をかけ、たのしい夏の思いでをつくってあげたいですね。
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