若い人でも気をつけて!一瞬遠くが見えにくい?それスマホ老眼かも?!
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スマホ老眼というものがあるらしい
最近、私よりずっと若い友人の話から、スマホ老眼という症状を知りました。
老眼と言っても、いわゆる老いにより発症する「老視」とは違います。
スマホ老眼は、小さな画面で小さな文字を凝視するスマホが原因で、長時間近くを見続けるために、老眼とは逆で、一時的に遠くのピントが合わなくなるというものです。
パソコンを長時間使用する人にも、老眼のような症状がでることはありますが、特にスマホのように、小さい画面で小さな文字を凝視することにより、目にかかる負担が大きくなります。症状としては、一時的なピント調節が上手くいかないだけでなく、目の疲れや目のかすみ、肩こり、頭痛などが起こります。
厚生労働省の調べでは、コンピュータを使用する労働者の90%以上が目の不調を訴えているという結果が出ています。その中には、おそらくスマホ老眼のような症状も含まれているのでしょう。
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スマホ老眼のしくみ
私たちの目は、水晶体というカメラでいうレンズの役割をするものが、毛様体筋という筋肉で引っ張られたり、緩まったりすることで、水晶体のレンズの厚さを変化させ、遠近のピントを合わせています。
通常「老い」によって表れる老眼は、レンズの役割をする水晶体の柔軟性がなくなることで、手もとのピントが合わなくなり、小さな文字が見えづらくなります。
(関連記事)近視の人は老眼鏡はいらないの?老眼ってどんな感じ?
スマホ老眼の場合は、年齢は若くても関係なく表れます。これは近い距離でスマホを見続けることで、毛様体筋が緊張する状態が続き、いざ遠くを見ようとしたときに、毛様体筋が麻痺して動かず、一時的に近視のような状態になるため、遠くが見えにくくなるのです。
一時的にと書きましたが、繰り返すうちにひどくなることもあり、今、スマホを長時間使用することの多い若者が、スマホ老眼の症状で眼科を訪れるケースが増えているのです。
どんなことに気をつけないといけないの?
スマホを長時間見続けることは、毛様体筋の負担だけでなく、スマホが発する強い光により、目に入る光の量を調節する光彩筋にも大きな負担となります。
スマホ老眼を改善したり、予防するために気をつけたいのは、次のようなことになります。
・スマホは1時間に10~15分程度の休憩をとり、5m以上遠くを眺めるようにする。
・スマホを見る時は40cm以上離す。
・目の疲れを感じたら、血行促進のため、蒸しタオル等で目の周りを温める。
・まばたきを多くするように心がけ、ドライアイを防ぐ。
・目の疲れに効く目薬を使用する。
・不安があれば、早めに眼科を受診する。
スマホ老眼は、間違いなく現代病の一つです。
目はとても大切です。スマホ老眼がひどくなって、全身に何らかのつらい症状が出る前に、出来る限りの予防を心がけましょう。
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