うわっ!目が腫れてる!?これってめばちこ?
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「めばちこ」って「ものもらい」と言うらしい
私たち関西の人間は、目に出来物が出来ると「めばちこ」と言います。
ちょうど一昨日の晩くらいから、主人が「オレ、目腫れてない?」というので、様子を見ていたのですが、今日出勤すると会社のみんなに「すごい腫れてる!」と言われ、少し怖くなり、眼科を受診したそうです。
(下のまぶたが赤くなって腫れています。)
「めばちこ」とは、関東方面では「ものもらい」と言われている目の病気で、まぶたの内側や外側に細菌感染が生じ、プツっと腫れてきます。まぶたの腫れや痛みが主な症状になります。
「めばちこ」も「ものもらい」も方言で、他にも地域によっていろんな呼び名があるといいます。
例えば北海道や群馬県では「めっぱ」、宮城県や岩手県では「ばか」、滋賀県・京都府・山口県・徳島県・愛媛県・福岡県、宮崎県などでは「めいぼ」というように、他にも「めぼ」「めぼう」「めぼいた」「めもらい」「めんぼ」「おひめさん」なんてのもあるというので、驚きです。
そんなめばちこですが、学術的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」というのが正式な名称になります。
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麦粒腫とは?
めばちこの正式名称「麦粒腫」とは、外麦粒腫であればまぶたの外側の汗を出す腺や、まつげの毛根に細菌感染します。また内麦粒腫は、まぶたの内側のマイボーム腺(まつ毛の生え際にある油分を出す特殊な穴)に細菌感染します。
主に原因となるのは黄色ブドウ球菌という、健康な時は全く問題のない常在菌ですが、次のような場合に麦粒腫の原因となってしまいます。
・体の抵抗力や免疫機能が落ちている時
・目の怪我や結膜炎になっている時
・汚れた手でまぶたをこすったり、目をさわって不衛生な状態になってしまっ
ていた時
麦粒腫は、年間を通しいつでもなる可能性はあるのですが、汗をかきやすくなった今の季節やプールや海・川などに入り、目を刺激しやすくなるこの6月~8月には感染が増えるようです。
ただし麦粒腫は人にうつるものではないので、きちんと治療すれば、2週間ほどで完治します。
麦粒腫の治療とは?
麦粒腫の治療は、基本的には目薬だけか、目薬と飲み薬になります。
まれに腫れが大きくて、針でついて膿を出すこともありますが、膿を出すとすぐ治ることが多いそうです。
(眼科に行く前。市販のものもらいの点眼薬を点眼して様子をみていました。)
主人の場合はこんなお薬を処方してもらいました。
・セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg 1日3回 毎食後 1回1錠
細菌を殺し、感染症を治す作用があります。
・フルメトロン点眼液0.1% 1日4回 点眼
目の炎症をおさえる薬。ステロイド剤です。良く振ってから点眼。
・クラビット点眼液1.5% 1日4回 点眼
細菌を殺し感染を治療する目薬です。
「めばちこ」が出来た時は、早く正しく対処すれば、ひどくならずに早く治ります。決してこすったりせずに、早めに眼科を受診しましょうね!
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