音楽の力はすごい!積極的に音楽を聞こう!
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ラジオから流れる音楽を聞いて
あっ!この曲は…!
ラジオから流れてくる曲を聞いて、ふと昔の思い出が鮮明によみがえってくる、懐かしい気持ちになるなんて経験はありませんか?
実はこのような経験は、偶然ではありません。
音楽は耳から聞く、すなわち聴覚を刺激するわけですが、聴覚以外にも記憶を司る海馬にも刺激が与えられます。
ただ音楽を聞いているだけのようでも、同時に起きている出来事や気になっていることなどが結びついて記憶されるのです。
ですから何かの暗記物をする時に、音楽にのせて覚えると忘れにくくなります。
英語のアルファベットなんて、皆さん歌で覚えてはいませんか?
普段は意識していなくても、音楽を口ずさむと、アルファベットが順番に出てきますよね。
音楽の効果は記憶だけじゃない!
音楽は記憶に関して効果があるだけではありません。実は音楽は医療の現場でも利用されています。音楽療法といって、アメリカでは第一次世界大戦の帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を癒すために、音楽が用いられたことに始まり、現在では様々な病気の治療や緩和のために音楽療法が用いられています。
音楽を聞いたり、歌ったり、楽器を奏でたりすることで、脳内にはセロトニンなどの快楽を感じるホルモンが分泌されます。この影響で、満たされた気持ちになったり、不安が和らいだりするのです。
私の父は、アルツハイマー型認知症を患っていますが、父のような認知症患者の脳の活性化にも音楽は力を発揮します。忘れたと思っている過去の記憶も、音楽を聞くことが助けとなり、しまい込んでいた記憶の引き出しを開けるきっかけとなるのです。
記憶が開くと、その時の感情や感覚も共に思い出すことが多く、そのことにより脳が活性化すると言われています。
音楽は運動のパフォーマンスにも影響?!
音楽の効果は、運動のパフォーマンスにも影響します。よく一流のアスリートが試合の前に、音楽を聞いているのを目にすることがありますね。これは音楽を聞くことによって、力が入りすぎている時には、リラックス効果が期待でき、気分を高揚させたい時には、テンションを上げる効果が期待できるからです。
気分だけの効果ではなく、実際に体の動きがスムーズになり、良い状態になるとも言われています。そのためリハビリを行う施設でも、音楽を用いるところが増えているのだそうです。スポーツジムなどでも音楽を聞きながらジョギングを行うと、比較的気持ちよく体を動かせると言われています。
積極的に音楽の効能を利用しよう!
音楽にはさまざまな効用が期待できます。日常生活において、上手に音楽を活用することで、勉強やスポーツ、介護が楽になるなどの効果を引き出したいものですね。
そのためには、自分の中の良い記憶と結びついている音楽を頻繁に聞くようにしたり、現在自分が好きな曲を繰り返し聞いたりして、気分を上げていくと良いでしょう。
特に思い当たる音楽がない場合でも、好きな曲を鼻歌やカラオケで歌っているだけで、ストレスが軽減されます。
ストレスが軽減されることは、体に良い影響を与えますね。
ストレスが原因で起きる病気の防止や緩和にも役立つのですから。
とにかく音楽の効果は多岐にわたります。難しく考えるのではなく、好きなものを生活に取り入れるだけでよい手軽さが素敵です。
毎日の暮らしの中に、ぜひ積極的に音楽を取り入れ、音楽の持つ力を我が物にして下さいね!
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