新名神高速道路のトンネル内での体験!緑のライトは何?
スポンサーリンク
緑の輪っかがついてくる!
この夏休み、私たち家族は新名神高速道路を通って、伊勢&鳥羽へ旅行へ出かけました。
(関連記事)お伊勢参りの旅【その1】伊勢神宮にはどんな神様が祀られているの?
その道中、さすが平成30年3月に開通しただけあって新しく、走りやすいキレイな道路だなと感心しきりだったのですが、トンネルに入った時、ちょっとした驚きに出会いました。
それは、私たちの車がトンネル内に侵入した時から、緑色のライトが私たちの車についてくるのです。
初めは背の高いトラックの様な車にだけ反射しているのかと思っていたのですが、どうも違う。
緑色のライトが私たちと一緒に並走しているような感じなのです。
これは何か意味があるはずと思い調べてみました。
スポンサーリンク
緑の輪っかは日本初導入の先進技術!
実は私たちが驚いた緑色の輪っかは、この新名神高速道路のトンネル内で走行する車の、安全性向上のために導入された最先端技術でした。
残念ながら、平成30年8月21日より、より効果的な点灯方法の再検討のため一時的に消灯されているそうですが、私たちが通ったのは8月19日・20日でしたので、ギリギリ体験できたようでした。
このトンネル内にはLEDを使用した白色の照明に加え、光の三原色である赤・緑・青の三つの照明が使用され、それぞれ緑・赤・黄色の発光により、役割を果たしていると言います。
高槻JCT~神戸JCTの区間で、渋滞の発生が予測されるトンネルやインターチェンジ、JCTに近いトンネルに、火災や事故などのアクシデントに対応した色を表示し、ドライバーに情報提供を行ってくれるというものです。
緑色のライトの働きは?
私たちが遭遇した緑色のライトは、ペースメーカーライトといって、トンネル内の速度超過や速度低下が発生した時に、事故や渋滞の原因にならないよう、ドライバーに速度を落としたり速めたりすることを促すペースメーカーとしての機能をもっているということです。
うまく撮影できなくてすみません。緑の輪っかが少し先の方にあるのがわかるでしょうか?
ペースメーカーライトである緑色の光は、走っている車と同じ方向へ流れるように点灯されます。そのため私たちは「緑色の輪っかがついてくる」ように感じたのです。
このペースメーカーライト、人間の心理をついていて、車の速度より遅く光が流れると、ドライバーは自分の出しているスピードが実際の速度より速く感じ、スピードを落とそうとする意識が働きます。
逆に車の速度より速く光が流れると、ドライバーはそれに追いつこうとする心理が働くといいます。
このようにして、トンネル内を走行する車のスピードをコントロールし、事故や渋滞を起こしにくしようとする試みなんだそうです。
赤色のライトの働きは?
次にトンネル内の赤色ライト点滅は、トンネル内の事故や火災による危険を知らせるものです。
トンネル入り口と、火災が発生している近くを赤色点滅させ、後続車両が関係する二次的な事故を防止するためのものです。
黄色のライトの働きは?
そしてトンネル内全体が黄色いライトで点滅されている場合は、トンネル内に落下物や故障車などがあり、注意して走行する必要があることを警告しています。
知ってこそ生きる情報・技術
私たちが初めて新名神高速道路のトンネルを通った時、これらのトンネル内の光が意味する内容を全く知りませんでした。
ですがちょうど新しくできた宝塚北SAで、この内容を掲示してあったことで、初めて意味を理解しました。
(関連記事)伊勢&鳥羽旅行番外編!おはらい町・おかげ横丁・一栄・宝塚北SA
宝塚北SAのトイレ前で道路情報が見られます。右上のモニターにこの記事の情報が表示されていました
こういった情報は、もっと積極的に発信されるべきですね。せっかくの先進技術です、このトンネルを通るドライバーみんなが情報を活用でき、事故や渋滞が少しでも減ってくれるといいですね。
(関連記事)詳しくはNEXCO西日本のホームページへGO!
スポンサーリンク