大丈夫かしら?うちの子、すごい歯ぎしりするんですけど…?
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すごい歯ぎしり
うちの娘、すごい歯ぎしりをします。「カリッカリリリリ…カリカリカリリ…。」
もちろんずっと、というわけではありませんが、寝返りをうった後や、寝言を言った前後など、おそらく寝が浅い時に、周囲に響き渡る歯ぎしりの音がするのです。
恥ずかしながら、私自身、すごくはっきりと寝言を言うもので、主人をびっくりさせていましたが、娘は寝言&歯ぎしりとは、我が娘ながら驚きです。
ですが、主人も私で鍛えられたのか、普段はさほど気にせずに眠っているようです。
ですが先日、我が家へ泊りに来た私の妹は、娘の歯ぎしりで熟睡できなかったそうで、気の毒なことをしました。
こんな娘のすごい歯ぎしり、放っておいて大丈夫なんでしょうか?
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歯ぎしりってどんなもの?
歯ぎしりとは、別名「ブラキシズム(口腔内悪習慣)」というそうです。と言っても、実は歯ぎしりというのは、その原因の科学的根拠が実証されていないものの一つで、「確かにこれが原因である」という説明ができないものなのです。
なので当然「こうすれば必ず治りますよ」というものもないということを、初めに知っておいていただきたいと思います。
歯ぎしりが起こるのは、通常浅い眠り(レム睡眠)の時になります。無意識で行われるため、歯やあごに大きな負担をかけてしまう場合があります。
歯ぎしりには大きく分けて3つあります。
・グラインディング ⇒ 上下の歯をギリギリと横にすり合わせる
・クレンチング ⇒ あまり音を立てず強く噛みしめる
・タッピング ⇒ 歯をリズミカルにカチカチと合わせる
眠っている時の歯ぎしりは、意外にも人口の5~15%がしていると言われています。
わたしの娘の歯ぎしりは、クラインディングになります。
子供の歯ぎしりは大人の歯ぎしりとは違う
実は中学生くらいまでの子供が行う歯ぎしりは、大人の歯ぎしりとは少し違うと言われています。
子どもの頃の歯ぎしりには、実はきちんと生理的な意味があります。なので、結論から言うと、大きくなるまでしばらく様子をみていても良いと言えます。
子供が寝ている間に行う歯ぎしりの多くは、成長と共に変化するあごの位置や、かみ合わせを調整している行為である可能性が高いと言われているからです。
娘の場合、今まさに中学生。高校生やそれ以上になってきても歯ぎしりが激しいようなら、少し意味合いが違ってきますが、もうしばらくは、様子見で良さそうです。
大人の歯ぎしりには心配もいっぱい
子供の歯ぎしりに対して、大人の歯ぎしりには少し心配な要素があります。
と言うのも、現在大人の歯ぎしりの原因と考えられているものには、次のようなものがあります。
・遺伝
・あまり噛まない食生活
・飲酒
・喫煙
・カフェイン摂取
・ある種の抗うつ剤の服用
・ストレス
・病気の存在
最後の「病気の存在」というのは、睡眠時無呼吸症候群・逆流性食道炎などです。
いずれも歯ぎしりが行われる理由の裏に、病気の存在があるということで、それらの病気を治すことで、歯ぎしりが治まることが期待できます。
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歯ぎしりによる不調
眠っている時に、無意識に歯ぎしりをしてしまうと、起きている時のように抑制できませんので、想像以上の大きな力が歯やあごにかかってしまう場合があります。
それにより、顎関節症や歯並びの変化、頭痛・肩こり、歯周病の悪化などが起こる場合があります。骨隆起といって、口の中にこぶのような固い膨らみ(過度に成長した骨)ができてしまう場合もあります。
骨隆起は、痛みや体に害はもたらしませんが、将来入れ歯を作らなければいけなくなった場合に邪魔になって、手術で切除しなければいけなくなることがあります。
冒頭でもお伝えした通り、「これが原因です」と正確に言えないとはいえ、原因不明の頭痛や肩こりがある場合などには、歯ぎしりをしてないか家族に一度尋ねてみてもいいですね。
歯ぎしりを予防するには?
子供の歯ぎしりは意味がある行為である場合がありますが、大人の場合は、できれば睡眠中の歯ぎしりはやめて、熟睡できるようにしたいものです。
・家族に協力してもらい、何かしらの病気がないか確認してみる。
・ストレスなどの自覚があるものは、ストレス解消を心がける。
・寝る前のカフェインやお酒の摂取、たばこなど、よくない生活習慣を改善する。
・普段から歯を噛み締める癖がある人は、まずは起きている時の歯の噛み締めを、意識してやめるようにする。
・眠りにつくときには、腹式呼吸でリラックスすることを心がける。
・自己暗示を意識する。「歯ぎしりしたら起きる」ようにし、無意識に歯ぎしりを続けるのを予防する。
・歯ぎしり防止用のマウスピースを装着する。
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今回調べてみた結果、娘については、今しばらく様子を見てみようと思います。ですが微妙な年ごろですので、今後のためにも良くないと思われる習慣については、チェックして今のうちから、改善していきたいと思っています。
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