一番風呂はおすすめできない?でも入りたい!
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一番風呂に入りたい!
うちの息子は少し神経質な所があります。その一つがお風呂。ゆっくり湯船につかりたい日は、一番風呂がキレイだから!と一目散にお風呂へと向かいます。
ところで皆さんは、一番風呂派ですか?それとも後風呂派ですか?
昔は、新しいきれいなお湯につかってもらおうと、年長者や家長がまずお風呂に入るようにと、家族は配慮したものです。
でも最近よく言われているのは、「一番風呂は体に良くない」というものです。
え?!一番風呂って良くないの?
一番風呂は、いうまでもなく誰も入っていませんので、雑菌などの影響を考えると、一番キレイなお風呂です。
しかし、最近わかってきたことには、一番風呂が体に良くないと言われている根拠があるそうなのです。
体の内部(体液)とお風呂のお湯の濃度差
一番風呂が良くないと言われる理由の1つは、まっさらなお湯と、私たちの体の体液の濃度に差があるからということです。
日本の水道水は、ミネラル分の少ない軟水になっていますが、人の体液には当然ミネラル分やその他成分が含まれており、水道水と比べると、濃度が濃くなっています。
一方で一番風呂のお湯は、まっさら。体液と比べると、ミネラルなどの濃度は当然低くなります。
水は濃度の低い方から、高い方へと流れるので、水道水は体へと吸収されていきます。この濃度差により皮膚に負担がかかると言われています。
残留塩素の問題
日本の水道水は、大変キレイです。きちんと塩素を用いて、消毒がなされています。ところがこの塩素は、お風呂に入る時、少々厄介です。
基準で決められた数値分(0.1mg/L)が決められています。この残留塩素を、皮膚から体内に取り入れてしまうのです。ぴりりと感じたりするのはこの残留塩素のせいです。
塩素は細菌のタンパク質を破壊することで、消毒をしていますが、私たちの皮膚もたんぱく質でできているので、肌荒れ等の肌の乾燥を助長してしまうことになります。
しかしこの残留塩素、かき混ぜたり、それこそ2番風呂以降ですと、随分とんでしまい、3番目・4番目は肌馴染みの良いお風呂となります。
それはつまり、一番風呂の人の肌に塩素は取り込まれ、かわりに皮脂やよごれがきっかけとなりお湯には油分やミネラルやタンパク質といった成分が流れ出ているため、初めにお話ししたように体液との成分濃度が釣り合うため、皮膚への負担が和らぐのです。
でもキレイな1番風呂に入りたい!
1番風呂はよくないと聞いても、キレイな1番風呂は捨てがたいと感じる人には、入浴剤やゆず湯といった、お湯への添加が役に立ちます。
何もないまっさらなお湯に、入浴剤などに含まれるミネラル成分が投入されるだけで、肌の負担を和らげることができます。
またお湯につかる前にお湯をかき混ぜることでも残留塩素は飛びやすくなります。
ただし!お風呂場の温度には気をつけて!
一番風呂のお湯の質の問題は良くなっても、1番に入るお風呂場はさむ~いですよね。特に真冬の温度差は、地獄のようです。
こういった温度差はかなり体に負担をかけますので、ぜひとも入る前に浴室暖房で温めておくとか、お風呂のフタを早めに開けておくなどの対策をとり、入浴を素敵なリラックスタイムにしたいですね!
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