ペットのいる家庭での蚊対策はどうしてる?蚊取り用薬剤は使う?使わない?
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秋は意外と蚊ががんばっている
今年の夏は暑かったですね。そのせいか、蚊が出てくる時間帯が、朝の涼しいうちや夕方など、限られていたように思います。
ですが、ようやく涼しくなって過ごしやすくなってきた最近、我が家でも子供も私も、ポチポチと蚊に刺されてしまい、かゆみ止めが当面手放せないといった状況です。
ハムスターは蚊に刺されるの?
我が家では「ころん」と「くるん」という可愛いハムスターを飼っています。(親ばかで、すいません( ´艸`)!)
小さなぬいぐるみのような彼らも、私たち家族と同じ空間で生活をしているわけなので、私たちが蚊にさされるように、蚊に狙われる危険はないのでしょうか?
⇐ころん
⇐くるん
結論から言えば、ハムスターだって蚊に刺されます。
ペットとしてハムスターを飼育している私たちにとっては残酷に思えてしまうのですが、実際に蚊に関する研究用に飼育されているラットたちは、メスの蚊に血液を与える対象として、蚊の飼育ケージに入れられるという事実がありますので、蚊がラットを刺し、吸血するということは間違いありません。
ただ人間の方が的として大きいですので、ペットとして飼育されているハムスターが刺される確率は、人間が側にいるほど低くなります。
ハムスターが蚊に刺されるとどうなる?
ペットはあなただけが頼り💛
人間である私たちも、蚊に刺されるとかゆくてたまりませんよね。ハムスター達もそこは同様です。
人間なら、蚊に刺された場所は赤くなり、そこにかゆみを抑える薬をぬったりすることで、なんとかがまんしたりします。
でもハムスターの場合は、もともと毛づくろいをよくしますし、ほお袋に食べ物を入れていてぷくっとさせていることも多く、飼い主がよほど注意していないと腫れに気付かなかったりすることも多いといいます。
また人間がそうであるように、掻き過ぎて腫れがひどくなったりすると、ハムスターも出血を伴い、化膿してしまうこともあります。
人間なら、「ツバをつけときゃ、その内治る」などと言われそうですが、ハムスターの場合は体が小さい分一大事です。
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蚊取り用スプレーや液体蚊取りは使用しても大丈夫?
市販では、有名な所でアース製薬さんやフマキラーさん、金鳥さんなどの各社が蚊取り用の薬剤を販売されています。
形態も蚊取り線香タイプや、液体の温めるタイプ、スプレー式タイプなどさまざまです。
これらの薬剤は、ペットのいる家庭でも、普通に使用して問題ないのでしょうか?
実はインターネット上で検索してみますと、各社共通して、犬・猫・ハムスター・小鳥などのペットがいる部屋で使用しても問題ないと書かれています。
実はペット用の蚊取り用薬剤も販売されていますが、成分は人間のものと大差ありません。規制のうるさい人間用と大差ないということは、それだけ安全性が高いとも言えます。
ただし、昆虫・魚・爬虫類・両生類には、使用しないでとなっています。
蚊取りの薬剤の成分は?
害虫駆除の専門業者の方にお話しを伺ったところ、一般的に現在使用されている蚊取りの薬剤に配合されている成分は、トランスフルトリンやメトフルトリンという薬剤で、ピレスロイド系といわれる虫に特化して効果がある成分です。メトフルトリンは蚊に対して、トランスフルトリンの3倍の効果があるといわれています。
ピレスロイドとは、除虫菊に含まれる有効成分の総称です。この成分が蚊などの虫の皮膚や口から入ると、神経に作用し、麻痺させることによって死に至ります。
ピレスロイドの他にない優れた特徴としては、「速効性がある」「蚊が嫌がる」「蚊を追い出す」という3つの効果が期待できる点です。
そして虫に対して特異的に働く成分であるため、人間を含む恒温動物にはほぼ影響しません。それは哺乳類や鳥類には、ピレスロイドが体内に入っても、分解することができる酵素を備えているためでもあります。
このため、短時間で体外に排出され、他の薬剤と比べて安全性が高いといわれているのです。
でも心配…本当に大丈夫?
各社が説明書きに記載しているように、「犬・猫・ハムスター・小鳥などには使用しても問題ない」とありますが、やっぱりペットの飼い主としては心配ですよね。
WHO(世界保健機関)の見解では、「トランスフルトリン(ピレスロイド系薬剤)は、魚・ミジンコなどに対しては毒性が強く、ネズミ・鳥などに対しては毒性が低い。犬猫に関しては、尿から排出されるため問題なし。」とあるそうです。つまり小動物に対しては、毒性が「低い」というので、毒性が全く「0」ではないということです。
なので、注意点はやはり存在するのですね。
蚊取り薬剤を使用する際の注意点
現在販売されているピレスロイド系の薬剤は、ハムスターなどの小動物を飼育している家庭でも使用することができますが、注意点を確認しましょう。
第1は、昆虫・魚・爬虫類・両生類をペットとして飼っている家庭では、使用してはいけないということ。※薬剤成分が、水に溶け込みやすいため、毒性の影響を受けやすいのです。
第2は、スプレー式薬剤・液体式薬剤のいずれも、噴射や器具はペットの飼育環境から離れた場所で使用すること。
第3は、1~2時間ごとに換気を行うなどし、締め切った部屋で使用しないこと。
※観賞魚や大型の爬虫類・両生類を飼育していて、どうしても薬剤の使用が必要な場合は、スプレー式よりも、プラグ式の液体蚊取りの方が良いと書かれているものもありました。ただしそれでも、薬剤の影響を受けやすい鑑賞エビなどは、使用しないようにとあります。
結論!ペットの蚊対策に薬剤を使う?使わない?
結局の所、ペットの蚊対策に薬剤を使うか使わないかは、最終的には飼い主の責任になります。
我が家では、リビングにハムスターが一緒に過ごしていますので、人間との共存と、ハムスターが蚊に刺された時のリスクを考えると、今後蚊取り用の薬剤は使用する方向で考えています。
ただし使用方法(8畳くらいの部屋で1プッシュであるなど)を守って、ハムスターのケージから一番離れている場所で使用すること。必要以上に使用せず、蚊が気になった日だけの使用にすること。そして使用した日は、日中は換気を忘れないようにするなど気を配って使用していきたいと思っています。
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