「お母さん、怖い話して!」子供に話した私の実話
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「お母さん、怖い話して!」
うちの子供たちは、私が不思議な体験をいろいろとしてきたのを知っているので、時々私に、怖い話をせがんできます。
息子は特に怖いテレビ番組なんかも大好き。でも娘は心霊現象というような怖い番組や映像は苦手なのに、話となると聞きたがります。忙しい時や面倒な時は「怖い話をすると、霊が寄ってくるっていうからダメ。」と断ります。それでも私の話は下手くそですが実話なので、聞きたがるのです。
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そこで今日はそろそろ夏も近いですし、一つ私の不思議な体験をつづりたいと思います。
寝ている間も受験勉強
大学入試のため、かなり頑張って勉強をしていた高校生のころのお話です。
私は当時、英語の単語を忘れないため、一度暗記した単語はカセットテープに録音し、寝る前に流して聞くようにしていました。
今では知らない人も多いかも知れませんが、昭和の時代には、例えばテレビにアイドルが出演していて歌を歌っているのを、テープレコーダーという機械を使って、カセットテープに録音したりしていました。
テープレコーダーはとても便利な機械で、録音のボタンを押せば、付近の音をカセットテープに簡単に録音してくれました。ただし撮りたい音だけでなく、周囲の全ての音を録音してしまうので、録音途中に、知らずに家族の誰かがおしゃべりする声が一緒に入ってしまうというのはザラにありました。
私もこのテープレコーダーを使って、自分の声で英単語と日本語の意味を続けて読み、それを録音していたのです。
録音していた英単語は…
この日録音していた30個ほどの英単語の中に、「hell 地獄・地獄の」「devil 悪魔」という、少し陰気な意味の単語が含まれていましたが、この時は特に気にすることもなく、ちょうど家族が全員留守にしていたので、他の音声が一切入らないように、窓も締め、ドアも締め、注意を払って録音を開始しました。
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奇妙な声
全て録音し終わった後、念のため確認しようと、このカセットテープを聞いてみることにしました。
そうすると、ちょうど「hell 地獄・地獄の」「devil 悪魔」に差し掛かった時に、何だか奇妙な音というか声のようなものが入っていたのです。
その音声は、ちょうど人のため息のようなかすれた声で、まるで動物が威嚇するような雰囲気のものでした。でも何かのノイズなどでは無いことは聞いてすぐわかりました。
他のどこか遠いところの音ではないかとも思ったのですが、よく聞いてみれば見るほど、遠くから徐々にテープレコーダーの前まで何か得体の知らないものが、近づいてきて声をだしたように聞こえました。
牧師先生の見解
すごく気持ちの悪い声だったので、すぐに母親に聞いてもらい、数日後に母の通っている教会の牧師先生が「気持ち悪いと思うものは、あまり手もとに置いておかない方が良い」というので、そのカセットテープを預け、処分してもらいました。
牧師先生は「今回のテープに知らぬ間に入ってしまった奇妙な声は、「hell 地獄・地獄の」とか「devil 悪魔」といった言葉に反応したのでしょう。祈ったので特に問題はないと思いますが、このテープはこちらで処分します。」と言ってくれたそうです。
今でも耳に残っている
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