毛を剃ると濃くなるって本当?まつ毛を剃ったらフサフサに?
スポンサーリンク
お母さんの話
ふいに思い出したのですが、私の母の昔話です。
母の友人で、まつ毛が短く薄いことを気にしている子がいたそうです。
今でも「毛は剃ると濃くなる」という話は時おり聞くことがあるかと思います。
当時も年頃の女子の中では、そのような「ムダ毛のお手入れ」に関する話題が出ることはあったんでしょうね。それでその子は、なんと!まつ毛を剃ってしまったそうで、次まつ毛がきちんと生えそろうまで、なんとも滑稽な感じだったそうです。
スポンサーリンク
毛は本当に剃ると濃くなるの?
髪の毛なら、幼い時は柔らかくて細い毛だったものが、大きくなるにつれて徐々に太くしっかりしてくるという経験を、みなさんお持ちなのではないでしょうか?
毛が太くなるのは、成長に伴ってホルモンの影響を受けるから。実際に成長につれて毛は太くなるのです。
ですが、年頃になるとムダ毛のお手入れをする女子が増えてきますね。そんな女子の中でも「剃ると濃くなるから、抜いたほうがいいよ」なんてよく聞かれます。実際剃ると濃くなるのでしょうか?
結論から言うと、実は剃ると濃くなるのはウソです。
剃るというのは、肌の中の毛根から生えてきている毛を、途中からカットしている状態です。本来生まれたままの毛であれば、先が尖っているものですが、カットされている毛は、表面が平らです。
そのため肌から生えてきて見える毛先の頂上は、表面積が尖った毛よりも大きなまま生えてきます。
そのため生えはじめは濃くなったように見えるのです。実際の毛自体が太く濃くなったのではありません。
またムダ毛のお手入れに関して言えば、たいていの人が始めるのが思春期になることでしょう。
その頃は、成長と共にホルモンの影響を受け、実際に毛が太く成長してきている時です。
例えば腕やすねなど、幼い頃の柔らかく細い毛の部分をカットし、太くなってきている部分でカットしているのですから、当然次に肌表面に毛が生えてきた時は、以前より太くなったものが表面となって生えてくるので、濃くなったように感じるのです。
カミソリで剃らないほうがいいの?
ムダ毛のお手入れをする時、実際の毛は濃くなってはいませんが、太くなったように感じてしまうから、カミソリで剃らない方がいいのでしょうか?
ムダ毛のお手入れにはピンセットで抜く方法、除毛クリームや脱毛ワックスなどいろいろありますね。でも実はそれらは肌に負担をかけることが多いと言います。
剃るのは、毛を途中でカットする行為ですが、抜く行為だと、毛根を傷つけてしまうこともあります。また肌に負担があり、かぶれたりすることもあります。
そのため家庭でのムダ毛処理では、意外と昔ながらのカミソリで剃る行為の方が推奨されているというのです。
カミソリで剃る正しい方法
まずムダ毛のお手入れの準備として、カミソリは衛生的に管理しましょう。錆びたものや汚れたものを使い続けないよう、定期的に替えましょう。ムダ毛のお手入れでも、男性の髭剃りでも基本は同じです。
①お風呂などで肌を温めて、柔らかくしましょう。
②肌の水分を拭き取ります。
③シェービングクリームやジェルなどを使い、剃る部分の摩擦を防ぎましょう。
こうすることで皮膚への負担が減りますよ。
④カミソリは滑るように、撫でるように肌に当てます。長い毛をいきなり毛の生えている方向と逆に向けて剃ってはいけません。カミソリは毛の生えている方向に合わせて動かします。
いつものお手入れなどで毛が短い場合は、肌を少し引っ張りながら、毛を立てて生えている方向と逆に剃っても大丈夫です。
⑤同じところを2度剃りしないようにしましょう。お手入れも毎日すると肌に負担をかけます。
⑥お手入れ後はクールダウンし、ワセリンなどで保湿をしておきましょう。
母の友人のその後
まつ毛を剃った母の友人のまつ毛は、その後濃くなったのでしょうか?
その答えは、この記事でお伝えした通り、残念ながら変化は感じられなかったそうです。
ちなみに体毛でいうと、ストレスでも濃くなることがあるそうです。ストレスでまつ毛がだけが濃くなるなら、少しはストレスもいいとこあるじゃん!って気がしなくもないですが、実際には女子なのにヒゲが濃くなったり、背中やお腹の毛が濃くなったりと、全然いいことなしです。
やっぱりストレスは溜めることなく、こまめにお手入れするのがよさそうですね!
(関連記事)笑う門には福来る!笑いの効果で健康に!
スポンサーリンク