反抗期の父と娘 ポイントは共感性!
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娘は思春期真っただ中!
娘が最近よく主人を無視したり、嫌がる素振りを見せるようになってきました。
母である私も、ある程度気持ちはわかるのですが、あまり喧嘩ばかりだと、こちらの気分が滅入ってしまいます。
思春期には性ホルモンが活発になることで、ホルモンバランスが乱れてしまいます。そのために肌も荒れたり、ニキビができやすくなったりします。そして心も同様に、本人も理解不能のイライラが発生し、感情の起伏が激しくなる子も少なくありません。
子供は親に保護されていた時代から一歩踏み出し、自分の価値観を持って行動し始めます。
この時期は親からの影響より、友達や部活動の先輩、顧問の先生などの影響を大きく受ける時期です。
そのため自分の考えは正しいのか?周りから見たら、自分はどのように映るのか?など不安もいっぱい抱えています。
そのような自立心と不安の狭間で、踏ん張っているのが思春期であると言えます。
私たち大人もほとんどの人が多かれ少なかれ通ってきた道ですが、その時は子供の側でしたので、親の気持ちを配慮できるほどの余裕はなかったのではないでしょうか。
こんな態度は良くないと子供自身わかっちゃいるけど、なぜか素直な態度がとれないのが思春期によくある「反抗」です。
特にこの時期、娘の父親に対する態度は、どの家もそれなりに頭の痛い所があるようです。
今日はそんな反抗期の父と娘の関係についてのお話です。
子供は夫婦のあり方を考えている
思春期になると、母親も娘が扱いづらい時が出てきます。ですが父親ほど邪険にされたり、全く無視されて会話無しということは少ないのではないでしょうか。
ところが父親はどうでしょう?
どこのお宅でも、「無視される」「臭い・汚い・うざい・気持ち悪いなどと言われる」というように、嫌がられるというお話を聞きます。
よく思春期に父親を男性として意識し始めるからということを聞きます。確かにそれも間違いありません。思春期は体の違いにも敏感になります。なのでボディタッチを伴うスキンシップは、一番タブーな時期に入ります。
ですが最近よく言われるのは、子供はお父さんとお母さん、すなわち夫婦の日ごろのやり取りをよく見ているという事です。
特に娘は、良い意味にも悪い意味にも、身近にいる女性である母親を意識して生活しています。
母親が父親と仲が良ければ、比較的父親への攻撃は少なくなりますし、母親が苦労させられているような場合は、父親への攻撃が激しくなる傾向があるそうです。
あまり母親が家事・育児に積極的でなく、普段から父親が大いに大活躍しているような場合では、逆に父親に対してではなく、母親に対する攻撃が激しくなることがあります。
家庭によって夫婦間の事情はいろいろありますが、子供は子供なりの目線で観察し、自分の中での「理想の夫婦像」と照らし合わせて色々と感じているのでしょう。
また一般的に母親より父親に厳しい態度になるのは、子供が女ならではとも言えそうです。
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男性=父親あるある
思春期だけでなく女性は一般的によく怒ります。特に女性が話し始めた時に、男性が良かれと思ってアドバイスしたら、怒らせてしまったという話はよく聞きます。
あなたもありませんか?
「解決策なんて聞いてない。ただ聞いて共感してほしかったのに。」というセリフ。
反抗期の娘は、子供と思っていては失敗します。一人の女性と考えて接するようにしなければいけません。特にせっかく娘が何かしら心に秘めている気持ちを吐露しているのに、今こそ聞き上手にならなければいけません。娘を持つ父親は、一生のうちで一番聞き上手であるべき時がやってきたと、肝に据えてください。
女性は結果より過程を聞いて欲しいところが大いにあります。男性は相談されていると勘違いして、ついアドバイスしたくなるようですが、女性の中でどうしたいのかは初めから決まっていることが多いもの。こんな時はアドバイスをするのではなく、その時々の女性の感じたであろう気持ちを思いやり、共感していることを表現しながら聞いてあげれば良いのです。
そして女性のほうから、アドバイスを求められた時に初めて、「これはあくまでも私の考えだが…」と強制するつもりのない前置きと共に、意見を伝えてあげると良いでしょう。
反抗期の娘に対しても、この対応は同様で間違いありません。
そして、くれぐれもスマホをいじりながら話を聞くのは禁物です。
腫れ物に触るような対応はNG
娘が無視するから、嫌がるからと言って、言いたいことや言うべきことを言わないと
いうような対応は、逆効果だと言われています。
もちろんデリカシーのない言葉を浴びせたり、おちょくったり、娘をネタにして笑いを取ろうという行為はいけません。
ですが必要と考えることは、しつこくではなくきっぱりと伝えれば良いのです。娘の側は半分無視しているような態度をとってしまうかもしれませんが、大抵は聞こえていて、その考えが自分の価値観に合うものであったり、例え考えは違っても、心に響くようなものであれば、きちんと考えているものです。
父親の子育てで一番大変な時期がやってきた!
母親は、妊娠中から出産を経て、赤ちゃん時代は授乳や夜泣き、いやいや期と大変な時期を乗り越えます。母親にとって、我が子の愛おしさはもちろんあるのですが、育児には不安もつきもので、何度もくじけそうになります。
父親はこれまで、(もちろんこれは一般論ですが、)母親の手助けというスタンスであった方が多いのではないでしょうか。
ですが娘が反抗期となった今、父親としての在り方に悩み、自分なりの答えを探しながら娘の成長を大きく見守るという、父親としての子育ての一番大変な時期がやって来たと言えるでしょう。
娘に無視されようと、距離を置かれようと、今までと変わらずあいさつをし、声をかけ、何があってもお前の味方だよというスタンスでいれば、いずれ娘も立派に成長してくれるはずです。
子育てに正解はない
以上が、反抗期の娘と父親の関係について調べ、いろんな専門家の方がアドバイスされていることをまとめたものです。
正直私自身は、子育て真っただ中で、何が正解なのかはわかりません。ですがどんな時もきちんと向き合って、自分なりの考えを持って、誠実に対応していくことで、無茶に悪い方向へ舵をきってしまうことはないのではないかと信じています。
同世代のお父さん、お母さんが、もしこの記事を見て下さっていたとしたら伝えたいのは、
「毎日の生活は大変で、腹が立ったりすることも多いですが、私もがんばります。一緒にがんばりましょう!」ということです。
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