病気?死んじゃうの?金魚がずっと逆さに浮いている!
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ぎょっ!金魚がずっと逆さに浮いている!
これは今よりずっと前の、まだ寒い季節、昨日ブログに登場した我が家のよく寝る金魚のお話です。
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今日お話する我が家の金魚は、お祭りの金魚すくいでゲットしてきた金魚なのですが、食いしん坊で、ずいぶん大きくなりました。
でもある日、私が水槽を見ると、逆さを向いてプカ~ンと浮いているのです。
びっくりして近寄ってみると、初めは何とか巨体を回転させて、お腹が下の正常な状態で泳ぎ始めるのですが、しばらくするとまたお腹を上にして浮かんでいます。
水上に浮いてしまうなんて、金魚が死んだときしか見たことがなかったので、病気なのかと思い焦って調べました。そこで今回は、金魚が逆さを向いて浮かんでしまっていることについて調べたことをまとめました。
転覆病という病気
ググってみると、どうやら症状から見て、我が家の金魚は「転覆病」という病気のようです。
転覆病は、金魚だけでなくメダカや熱帯魚などでも見られる病気です。
また細菌による病気ではなく、金魚の体質や体調が関係する病気という事がわかってきました。
転覆病は、金魚が体調不良を起こし、お腹にガスが溜まることでおこる病気です。そのためお腹が上を向いて浮いてしまうと考えられています。
転覆病になりやすい品種というのもあります。琉金(りゅうきん)やランチュウ、ピンポンパール、メダカならダルマメダカなど、丸い体が特徴の魚によく発症します。
転覆というと沈んでしまうイメージですが、先にも書いた通り、お腹にガスが溜まり、逆さになって浮いてしまいます。初めはそれでも元気なのですが、体の向きを戻そうと体力を使いすぎたり、餌をとれなくなって弱ったり、浮いているがために、水から出ている体表が乾いてしまうことが原因で死んでしまう場合があります。
転覆病の原因は?
転覆病にはいくつかの原因が考えられます。
2.消化の悪い餌や古い餌を与えた
3.急に気温が低くなり、水温も下がった
4.エア食いの傾向
1の餌の食べすぎは、飼い主の与えすぎによるものや、餌の粒の大きさが他の金魚には合わず、転覆病にかかる金魚ばかり食べすぎてしまうというような環境によるものが考えられます。
2の消化の悪い餌というのは、餌の成分がその金魚にあっていなかったりする場合です。
3の急に気温が低くなり、水温が下がると、金魚も消化の能力が弱り、消化不良を起こすことがあるからです。特に急な水温の変化は、徐々に水温が変化する時と違い、金魚も体調を崩すきっかけになることがあります。実際転覆病は、夏より冬の方が発症の可能性が高いと言われています。
4のエア食いとは、水面で口をパクパクしているのを見たことがあるでしょうか。餌を食べる時に一緒に空気を飲み込みすぎる行動を言います。金魚は浮いている餌を探して、餌がない場合でも水面でパクパクしている場合があります。(水中の酸素が不足している場合にも同様の行動をとりますが。)
これは、いつも水が汚れにくいということから、浮き餌を与えている場合に、金魚も水面に餌があることを覚えてしまっているからです。転覆病になりやすい金魚には、半分は沈む餌を与えてやるようにすると、下にも餌があることを覚え、パクパクする行動が減ることがあります。
食べすぎると必ずというくらいに、転覆病になる金魚というものもいます。そういう金魚への餌の与え方には、飼い主も少々注意が必要になります。
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転覆病になったらどうすればいい?
転覆病は、細菌性の病気ではないので、他の金魚にうつるようなことはありません。ですが餌の食べすぎや消化不良が原因なら、3日から1週間程度、餌を与えないようにすることで治る場合があります。
しばらくの絶食で、内臓と体を休ませてやりましょう。
そのためには一度転覆病の金魚を、他の金魚から離して、別の容器に隔離する必要があります。
水温が下がっている場合も、別の容器に移して、ヒーターなどを利用し、水温を徐々に(1日に1~2℃程度)あげてやると、消化不良の症状が改善されて、元気になる場合があります。
隔離した容器には、水1Ⅼに対し塩5g(0.5%濃度)を入れて塩水を入れてやります。絶食なのと、枯れないように水草は入れません。糞が出たら、水質悪化を招かないように、すぐにすくって取り除くようにし、水替えは3日に1度程度で、半分だけ替えてやります。
金魚の体調が良くなってきて、次第に糞とガスを放出させると、徐々に元通りに元気になることが多いので、一度試してみる価値のある方法です。
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どんくさい金魚ちゃん
我が家の金魚は、しばらくの絶食だけで、すぐに元気になりました。我が家では金魚とドジョウを一緒の水槽で飼っています。今朝はこの金魚ちゃん、ドジョウのために置いている小さな土管の中に、頭がハマって動けなくなっていました。
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体が小さなときは、楽々通り抜けられていたので、「まだイケる」とでも思ったのでしょうか(笑)。
とにかくあわてて土管から出してやりました。そんなどんくさい金魚ですが、長らく飼っていると、やはり可愛いものです。
どんくさくて食いしん坊な金魚ちゃんですが、いつまでも元気でいて欲しいです。
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