いざという時、あなたは「さすまた」を使いこなせるのか?
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スクールヘルパー制度
息子の小学校では、年に1回程度、「スクールヘルパー」と言って、不審者侵入に対する抑止力となるため、正門入り口に詰めて、出入りする人に応対するという役割を担います。
この制度が始まったのは、2001年の「付属池田小事件」がきっかけと聞いています。
主に2~3人の保護者が1組で、午前と午後に分かれて、1組3時間程度正門を入ったところに机を構えて待機します。たいていは母親が参加しますが、その際にもし男性のガタイのいい不審者が入ってきたら、なにかできるのかと不安もあります。
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なにげに立てかけてある「さすまた」
スクールヘルパー中、時おり訪れる来校者への応対以外、大半の時間は他のお母さんたちとのおしゃべりタイムです。そんな中、目についたのが「さすまた」です。
先が広めの「U」の字になっていて、長めの柄(え)がついています。これで不審者に触れることなく、壁側に押しやると聞きます。
ですが…「できないよねぇ~」と一同。
そうなんです。できません。だって相手が自分より腕力の強い相手だと、「U」の字のところを持ってかわされたらおしまいです。
実はこの「さすまた」、効果的な使い方があるのです。
さすまたは、いざという時こう使う!
はじめに大切な事をお伝えしておきます。もし不審者が正門から入ってきたことに気付いたら、立ち向かわずに職員室へ一目散で逃げましょう!そして先生に伝え、校内放送をうながす方、警察へ電話する方、手分けして急ぎましょう。決して立ち向かってはいけません。
それでも、不審者も常に見た目で判断できるとは限りません。
もし凶器を持った不審者と対峙し、応戦しなければ間に合わない危険な時に、そばにさすまたしかなかった時は、不審者の両手の届かない足元を、思い切り一撃で狙います。
そして不審者がバランスを崩したところを、迷わず逃げましょう。
本来、女性が男性に応戦するのに、さすまた1本ではまず敵いません。複数の協力者が皆、さすまたを1本ずつ手にしているのなら、足元を狙う人、首をつく人、急所を狙う人というふうに、確実に一撃でダメージを与えなければなりません。それでも、何の訓練もないのに出来ることではないはずなのです。
さすまたで腰は狙わない、不審者がバランスを崩すように、足のすね・弁慶の泣き所、もしくは膝の後ろから「膝かっくん」の要領でつき、ただちに逃げます。自分の命が最優先です。
さすまたは、使わずに逃げられたら、それが1番です。頭の片隅に、覚えておいてくださいね!
(関連記事)子供が不審者に狙われたら?対策はどうする?
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