濾胞性リンパ腫ステージ4だと?
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濾胞性リンパ腫?血液のがん?しかもステージ4だと?
まずは結論から。私、実は今年2024年(令和6年)早々に血液のがんである「悪性リンパ腫」の一種「濾胞性リンパ腫」の診断を受け、この先の人生この病気と付き合っていくことになりました。
私の場合、全く体は元気でしたし、血液のがんなんて言われても、ピンときませんでした。
でも、添付した病状説明書が現実。
「濾胞性リンパ腫」は、全身にめぐる血液のがん。しかも骨髄に浸潤しているステージ4。
ステージ4と聞いても、「あちゃ~💦私ったら、やっちまった💦」って思ったのは確かですが、「死」を恐れるという感じではありませんでした。
でも念のためお医者さんに、「それって、治るんでしょうか?」とお聞きすると、「残念ながら、治ることはありません。ですが悪性リンパ腫は、血液のがんの中でも、お薬がよく効きますので、5年生存率どころか10年生存率も高く、特に濾胞性リンパ腫であれば進行も遅いので、きちんと経過観察すれば、10年後にこの病気のせいで亡くなるといことは、おそらくないと言っていいでしょう。」と教えていただきました。
とにかく差し迫っての命の危機はなさそうで安心はしましたが、そのかわり治ることがない病気と一生付き合っていかなくてはいけないことは確定したわけでした。
そして、この後綴っていきますが、濾胞性リンパ腫という病名を診断してもらうための検査の過程で、さらに2つ、新たな病気が判明。全く💦盆と正月が1度に来たなんて表現を使うことがありますが、まさにそんな感じでした。
はじまりは、健康診断
私の職場では、毎年健康診断があります。
2022年(令和4)の健康診断では、実は大腸がんの疑いがあると言ってE判定となり、精密検査を受けたことがありました。
大腸の内視鏡検査を受けたのですが、結果はなんら問題ないとのことでした。
実はこの歳まで、健康診断の数値はすこぶる良い人でしたので、この時の問題なしの報告にほっと胸を撫で下ろし、そのうちにそんなこと忘れてまた2023年(令和5)の健康診断がありました。
結果はまさかのまたもやE判定。今度は貧血で精密検査を受けるようにという内容でした。
とは言え、前年度もE判定となってはいましたが、結局悪い所は一つもなかったので、今回も何かの間違いか、もしくは若い時から貧血は時々言われていたし、妊娠中も鉄分のお薬を処方されていたし、ほんの少し悪くなっている程度だろうと、高をくくっていました。
しかしながら一応E判定でしたので、会社への報告義務もあり、病院を受診することにしました。
病院では、貧血の原因が何かを調べるため、前年度に大腸検査をして問題なかったので、今年度は血液検査と胃カメラによって、出血などがないか調べることになりました。
胃カメラの結果が出て、事態が急変しました。
胃の先の十二指腸の上のほうで、少し腫瘍のようなただれているようなところが見つかり、組織をとって調べてみると、どうやら悪性リンパ腫の疑いがあるとのことなのです。
「悪性リンパ腫?」私はこの時初めてこの病名を聞いたもので、お医者さんが「簡単に言うと血液のがんです。」とおっしゃったときも、もひとつピンときませんでした。
しかし、この疑いがかけられてから、怒涛の検査ラッシュがはじまりました。
とにかく検査しましょう
下記に連ねたものが、私の行った検査です。
・血液検査(複数回)
・エコー検査
・胃カメラ(胃内視鏡検査)
・CT検査
・MRI検査
・PT検査
各検査についての詳細は、また機会があれば書かせていただくとして、最初に健康診断の再検査として行った病院での検査の総額は、66,070円でした。保険診療なので助かりました💦
これらの検査を経て、晴れて(?)悪性リンパ腫疑いから、悪性リンパ腫であるとの確定に至りました。
ところが悪性リンパ腫のついでにまた2つ問題が出てきました。
すい臓と胆嚢にも問題が…
詳しい検査を重ねた結果、悪性リンパ腫の他にも、見過ごすことのできない病気が、2か所判明しました。
病気というか、将来がんになりうる可能性が極めて高い症状をもつ器官が見つかった、と言ったほうが近いかなと思います。
1つはすい臓で「膵管内乳頭粘液腫瘍」。
これは、すい臓から膵液という消化液がでているのですが、その液の粘度が高く、膵液の通る管が詰まってしまったり、腫瘍になってしまったりといったことが起きて、その後がん化する確率が高い状態とのことなのです。
もう1つは、同様のことが胆嚢でも起きているとのことでした。(ごめんなさい💦病名は聞き忘れました。)
この2つもわかったので、私ったらめでたく、「3つのがんリスクを抱えて明日から生きてね」と言われたことになります。
(;´д`)トホホ💦
悪性リンパ腫は、専門の血液内科のある病院へ
今回これらの病気を発見してくださった病院では、血液内科がないということで、まずは3つのうち優先度の高い悪性リンパ腫の詳しい検査を重ねるため、専門の血液内科のある病院へ紹介状を書いてもらい、そちらを受診することになりました。
次の病院でもさらに検査は続きます。なぜなら悪性リンパ腫というのは、およそ100ほども型があり、型によって症状や進行、治療法も違うというのです。「100って?!?」正直、どれに当たるかわからない罰ゲームのように聞こえました。
下記が、その後行った検査です。
・血液検査(複数回)
・胃カメラによる組織の生検
・骨髄穿刺による骨髄生検
治療費総額 64740円。やはり保険適用で助かりました💦
これらの検査を重ねた結果、私の悪性リンパ腫の型は、「濾胞性リンパ腫」という、進行の極めてゆっくりなタイプであることが診断されました。
腫瘍量や大きさから、「低腫瘍量」となりますが、骨髄まで浸潤しているため「ステージ4」ということでした。
現在は、低腫瘍量であることと、骨髄浸潤がわずか3%といこともあり、治療をするといっても、治療の効果として得られるものがないということで、ステージ4ではあるけれど、経過観察でお薬などの積極的治療はなし。
普段通りの生活を続け、定期的に検査をくり返し受けていく生活のスタートです。
ただし1点だけ注意点があり、この「濾胞性リンパ腫」という型の悪性リンパ腫は、突然「形質転換」といって、違う型の悪性リンパ腫に変化することがあるそうなのです。
そうすると、進行速度も速くなってしまったりするので、定期検査は絶対にサボることのないようにということでした。
すい臓と胆嚢も同じ病院へ
濾胞性リンパ腫の診断が下ったあと、残るすい臓と胆嚢についても、どうせ今後は濾胞性リンパ腫の検査で全身を定期的に見ていくわけですから、同じ病院でデータを共有していただけるほうがいいと思い、お医者さんに相談したことがきっかけで、元の病院から紹介状をいただき、すい臓と胆嚢についても転院となりました。
そのため、すい臓と胆嚢についても再度検査を受けましたが、その検査が胃カメラを使った胃からのエコー検査というものでした。この検査は、かなりきつかったので、機会があれば是非また書きたいと思います。
現在の体調変化と心境
現在の体調としましては特別な変化はなく、毎日元気に仕事にも行けています。
ただ自覚症状として、とても疲れやすく、毎日夕方うたたねしてしまう生活です。
それでも仕事のあと、家事もし、YouTubeの毎日投稿も続けています。
今回このブログを書いて、SNSにも投稿しようと思ったのは、私自身が自分と同じような経験をもつ人のブログに興味がわいたため、自分自身のことも発信していくことは、誰かの役に立つのかなと思ったからです。
実際、メンタルが少し落ち気味な時は、この先自分はいつまで元気に今の生活を続けられるんだろう?いつまで生きていられるんだろう?なんて弱気になることもあります。
なぜなら、先ほど少し触れましたが「形質転換」が起きて、積極的治療が必要になれば、放射線治療や抗がん剤治療など、その型に合った治療を行わないといけなくなるのですが、お薬が効いて症状が落ち着いたとしても、悪性リンパ腫自体は治らないので、その後もずっと経過観察し続けないといけません。そしてやっかいなことに、悪性リンパ腫は薬はよく効くが、再発しやすいそうで、いつ症状が悪化するのか気が気じゃない病気でもあると聞いたからです。
そういった時でも、家族にあまり心配はかけたくない。元気に振舞っていたい。
だからこそ、きちんと事実を書き出し、心を落ち着けていられる場所を持っていたいのです。
また、後悔の少ない人生を送るためにも、自分自身を律する場にもしたいです。
もし興味のある方は、今日から始めたこちらの内容のブログもぜひお付き合いください。よろしくお願いします。
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