子供が不審者に狙われたら?対策はどうする?
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不審者情報の信ぴょう性
子供が小学生や中学生にいると、学校の連絡メールで不審者の出没情報が送られてくることがあります。
ある時は「つきまとい」、またある時は「声をかけてきた」、またある時は「ナイフを持っていた」など、最近本当にたくさんの情報がもたらされます。
また、たいていそういう時の不審者の衣服は「黒っぽい服装」となっています。
ですが情報のわりに、その後その不審者はどうなったのかという「報告」はないので、親としては不安しかありません。実際この世の中には不審者はどれだけ潜んでいるんでしょう?
実際のデータによると…
国内の不審者情報というのは、実際には2000年ごろから急に激増しています。しかし実は子供が実際に殺害されるといった事件は、1976年に100人だったものが、2005年には27人と、徐々に減っていっているといいます。
核家族化が進み、隣近所の人との関係性が希薄になってきた現代において、この犯罪情報と実際の犯罪件数との差が生まれる背景には、携帯電話やメール、さらにはスマホによるツイッターやフェイスブックといったSNSの普及に伴う情報化社会が関係していると言えます。
さらには不審者情報という世論に過敏に反応したマスコミや行政の対応、そして今までは泣き寝入りしかなかった被害者も、情報を手に入れやすい世の中となり、声を上げやすくなったことが影響していると思われます。
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そもそも不審者なのか?
学校から送られてくる不審者情報を見ていると、「これって、ただ単に道を聞いただけなんじゃない?」と思うような事例もあります。
自分の子供のことを考えてみても、最近の不審者情報により、薄暗くなってから、単に子供が知らない人(親の友人だったりすることも)に声をかけられる(あいさつされる)だけでも、怖く感じているような気がします。
今から悪いことをしようとする人が、明らかに怪しい服装ってするものなのか?とも思ってしまうのです。
でも親としては、もしその不審者情報が間違いじゃなくて、本物の不審者だった時が怖いですよね。
サイコパスとは
社会的には明るく、社交性があり、魅力的な人が多いといわれるサイコパス。彼らのような精神病質の人間は、平気で嘘をつき、他人を操ろうとするそうです。サイコパスには良心というものが完全に欠如していますので、彼らが殺したいと思えば、どんな理由があっても手をかけることに躊躇はありません。
不審者の中で、彼らサイコパスに狙われるのは最も恐ろしいことの1つです。なぜならサイコパスには、問題があるようには思われていない人間、場合によっては社会的に信頼されるような立場にいる人がいたりするからです。
子供に限らず大人でも、この人は信用できると思う人が、実はサイコパスということがあり得るのです。
サイコパスによる有名な事件を覚えていますか?
・東京、埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤)
・酒鬼薔薇事件(当時14歳の少年)
・光市母子殺害事件(当時18歳の少年)
・附属池田小事件(宅間守)
・秋葉原通り魔事件(加藤智大)
・首都圏連続不審死事件(木嶋佳苗)
・佐世保女子高生殺害事件(当時女子高生)
・相模原障害者施設殺傷事件(植松聖)
どうやって子供を守ればいいのか?
こういった誰が不審者なのかわからなくなってしまう現代において、私たちは子供の安全をどのように守っていけば良いのでしょうか?
私は警察の主催する護身術の講習に行ったことがあります。そこで勉強したことで、一番大切なことは、相手に立ち向かうのではなく、万が一の時に逃げるということです。
通常、人が逃げようと思って行動に移せるまでに約0.4秒かかるそうです。そして相手が0.1秒間に進む距離は約40センチと言われています。
そのことを踏まえると、相手が進む距離40センチ × 人の反応時間0.4秒 = 1.6メートルとなりますので、知らない人と対峙する時に保つ距離は、余裕をもって2メートルが必要とのことでした。
子供と共有しておきたいのは、学校で習う「いかのおすし」(いかない・のらない・おおきな声を出す・すぐにげる・しらせる)はもちろんのこと、以下のことです。
・学校からはできるだけ友達と一緒に帰ること。
・近所の人とのあいさつはいつもきちんとして、自分の存在を知っていてもら
うこと。
・知らない人と対峙する時に保つ距離 2メートルを感覚的に覚えさせること。
・おおきな声を出す予行演習はしておくこと。
・遊びに行くときは、行先や帰宅時間を必ず知らせ、約束を守ること。
こういったことではないでしょうか。
どんなに対策をしていても、我が子のことはいつも心配でなりません。世界中で日本は治安の良い国だと言われていますが、万が一に備えて子供とは時々、不審者について一緒に話をする時間をとるようにしたいですね。
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