「サバを読む」って、なぜサバなの?
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私は毎週日曜日に放送されている、アニメ「ワンピース」を観るのを楽しみにしています。
今日の放送の中で、ジンベイ親分が、敵であるビックマムに対抗する、自分たちの仲間の人数を数えるシーンがありました。そこで本当は8人なのに、勝手に拘束している敵の一味を2人加えて、「10人!」とサバを読むんです。いつも真面目なジンベイ親分が言っただけに、笑ってしまいました。
どんな時にサバを読む?
女性だったら、年齢や体重、バストやウエストといった数字で、サバをよむことがあるのではないでしょうか?
何も積極的にサバを読まなくても、相手が勝手に実年齢より若めに年齢を言ってくれたりなんかしたら、わざわざ否定せずに「まぁ、そんなところです。」なんて言っちゃったりして。
子供達でも、テストの点数を尋ねると少々ごまかしてみたり、買って欲しい物の値段を少し安めに伝えてきたりと、まぁ許せる範囲内でちょいちょいサバを読まれます。
サバを読むの「サバ」は魚の「鯖」!
サバを読むの「サバ」は、大半の方がご存じのとおり、お魚の「鯖」です。では数字をごまかすことを、どうして「鯖(サバ)を読む」というようになったのでしょうか?
「サバを読む」の語源は、少し昔にさかのぼります。戦国時代も終わり江戸時代となり、人々の暮らしも随分と安定するようになりました。町では商人が活発に商いをし、市場も大いににぎわっていました。
江戸時代には、サバは常に大漁で、さかんに売り買いされていたそうです。今と違うのは、売り買いの時に、重さで量って取引をするのではなく、一匹二匹…と数を数えて取引が行われていました。
サバが大漁なのは良いのですが、欠点は足が速い(=傷みやすい)ことでした。そこで、スピード重視で数を数えたため、取引の数が実際の数と違うことはよくあることだったそうです。
そんな様子から、サバの数を数えると、許せる範囲内で数が違っていることが「サバを読む」という表現につながったと言われています。
「逆サバ」って知ってる?
最近では、「逆サバ」なんて言葉も使われているそうですが、皆さんは「逆サバ」使ってますか?
「逆サバ」というのは、例えば他人に若く見られたいから、実際の年齢は37歳なのに、35歳というように「サバを読む」のとは違い、相手から「えっ?もっと若いと思ってた!」という評価をいただくために、「私なんて、もうアラフォーですよ!」とあえて年齢を高くサバを読むことを言うそうです。
確かに、「えっ~!絶対40が近いなんて信じられない!」って言ってもらうと、少しうれしいかも?!
サバを読むのもほどほどに
サバを読んでいいのは、基本許される範囲です。あまりサバを読みすぎると、信用をなくしますので、ほどほどにしないといけませんね!
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