色鉛筆の不思議!
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色鉛筆は、どうしてすぐに短くなっちゃうの?
先日、息子がふと私に聞いてきました。
「どうして色鉛筆は、こんなすぐに短くなっちゃうんやろ?」
確かに、色鉛筆はちびるのが速いようで、息子の筆箱に入っている赤鉛筆も、すぐに短くなってしまいます。
これは、色鉛筆の芯の素材が、通常の黒鉛筆とは違うということが、理由に挙げられます。
黒鉛筆の芯の素材は、黒鉛と粘土を練り合わせて焼き固めた物であるのに対し、色鉛筆は顔料と呼ばれる色の粉やロウソクの原料であるワックスなどを練り合わせて乾燥させたものです。
そのため色鉛筆の芯は、太くて柔らかい素材であり、普段使っている黒鉛筆用の鉛筆削り機では芯がすぐにかけてしまいやすいのです。
色鉛筆は、自動や手回しの鉛筆削り機は適しません。
実は、色鉛筆には色鉛筆専用の、ハンディシャープナーがあるそうです。
色鉛筆専用のハンディシャープナーですと、木の部分を含めた全体を削る機能と、芯のみを削る機能、木のぶぶんのみを削る機能がある、三つ穴のものがあるようです。
芯が柔らかい分、芯だけを削ることで、ずいぶん色鉛筆のもちが違ってきそうですね!
色鉛筆で書いたところが、消しゴムで消えないのはどうして?
色鉛筆で描いてしまったものは、消しゴムで消しても、こすれて少し薄くなる程度で、黒鉛筆のようにキレイに消えませんよね?
これは、先にお伝えしたように色鉛筆の芯の原材料に関係しています。
色鉛筆の芯は、顔料が含まれていますので、紙にこすれて色が付くときに、油性のインクが付くのと状態が似ています。
一方黒鉛筆の原材料である黒鉛は、紙についてもしみ込まず紙の表面に粒子として乗っかっているような状態ですので、消しゴムでこするときちんと紙から外れ、きれいに消すことができるんですね!
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