ごっつい耳の痛み!それ大人の中耳炎かも?
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耳鼻科のすすめ
昨日のブログにて、突発性難聴のお話をさせていただきました。その時に自分のお薬手帳や日記を見直したので、今日は引き続き耳の病気のお話、私の中耳炎体験をさせていただこうと思います。
(関連記事)突発性難聴ってどんな感じ?私の体験報告!
もし痛みがあったりして、病院へ行くべきか否かを悩み、インターネット検索された方がいらっしゃったら、ぜひ私の記事を参考にしていただき、すぐに耳鼻科へ行かれることをおすすめします。
顔が痛い!
私が中耳炎にかかったのは、今からもうかれこれ9年前の2009年1月のことです。私はちょうど息子を妊娠中で、明日がちょうど犬の日のお参りに行く予定でした。
少し前から風邪気味だった私は、とにかく鼻がすごく出るもので、何度も何度も鼻の下が赤くなるくらい鼻ばかりかんでいました。そしてその鼻のかみ方も、鼻がいくらでも出るので気持ち悪く、妊娠中なのに、結構な勢いでかんでいました。
またその上、上の娘がどういうわけか数日前から夜泣きのような感じで、夜中に何度も起きるので、寝不足になり、風邪と相まってヘトヘトな状態だったと日記に記しています。
そろそろ眠ろうかというころ、なんとなく左側の耳が鈍く痛い気がしていました。
それでも「ちょっと鼻かみすぎたかな?」程度に考え、布団に入ったのですが、夜中2時頃尋常ではない痛みで目が覚めました。
痛いのは左耳と左の顔。顔なんて、もう倍くらいに腫れあがっているのではないかしらと思うほどに痛くて、鏡を見に行ったくらいです。幸い顔は腫れてはいなかったのですが、例えるなら「北斗の拳」のケンシロウに秘孔をつかれて、顔が爆発する寸前というような感じ。わかりますか(笑)?
急性中耳炎
もうこれは絶対にヤバイと思い、朝を待って一番に耳鼻科へ行きました。犬の日のお参りに行く予定があったのですが、とにかくこの痛みを我慢できそうになくて、とりあえずお参りは耳鼻科で診てもらってから考えることにしました。
鼻風邪をひいていること、数日前から寝不足で疲れていること、左の耳と顔がものすごく痛いことを伝えると、先生が耳の中を診てすぐに「急性中耳炎ですね。」と言われました。
そして「かなり腫れているので、鼓膜を切開して膿を出しますよ。」と。
中耳炎には「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」があります。耳や頭が痛くなったり、耳垂れが出る、熱が出るなどはたいてい急性中耳炎の症状です。耳がふさがっているような感じや、難聴の症状が出る場合もあります。
一方滲出性中耳炎では、痛みや耳垂れといった症状が表れず、難聴の症状で気付く場合が多くなります。耳がふさがったような感じや、耳の中でガサガサとした音がするといった症状が見られるようです。
急性中耳炎は比較的治りが速いのですが痛く、滲出性中耳炎は痛みは無いのですが、完治までに時間がかかることがあるといいます。
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中耳炎になる原因は?
中耳炎になる原因として、一番多いのは私と同じく「風邪」です。耳の中で細菌やウイルスに感染してしまうことで発症するので、耳とつながる鼻風邪や副鼻腔炎になると、中耳炎にかかるリスクも高くなります。私のように、激しく鼻をかむのは良くなくて、そぉ~っと丁寧にかまないといけないそうです。
また意外な所では、気圧が変化するような高い所で、中耳の中の圧力と外の世界の気圧の差が生まれ、耳の換気機能が低下することにより発症する「航空性中耳炎」といわれるものもあります。
あとは激しい運動によって体温が急上昇しているところに、お酒を飲むことで、血行が良くなると、炎症が起きやすくなるのですが、その炎症が耳の中で起きると、中耳炎になることがあります。
大人は通常、子供と比べると耳の中の「耳管」が長くて傾斜も大きくなっています。そのため子供と比べると、鼻からの細菌やウイルスの影響をうけにくく、中耳炎にはなりにくい構造をしています。
ですが大人は中耳が広く、もし中耳炎になった場合は膿がたくさんたまってしまうので、鼓膜への圧迫も強くなり、重症化しがちということですので、注意が必要です。
治療について
ここからは私が患った急性中耳炎についてですが、症状が軽ければ、抗生剤を使用し、経過観察ということもあるそうです。ですが私は当時妊婦で、使える薬も限られていることと、かなりひどくなっていたので、すぐに鼓膜を切開して膿を出すという処置が行われることになりました。
この鼓膜を切開する処置ですが、私が生きてきて体験した「痛み」のうち、ベスト3に入る痛みであったと記憶しています。看護婦さんから事前に、かなり痛いですから、覚悟して臨んでくださいと言われていたのですが、これが本当に本当に痛い!!大人だけれど、私本当に泣くかと思いました。
先生から言わせれば「鼓膜をちょんとついただけ」だったのですが、耳からぼたぼたっと膿が流れ出て驚いたのを記憶しています。鼓膜は切開しても、またしばらくするとふさがるので心配ありません。
ちなみにこの後、予定通り犬の日のお参りに行ったのですが、タオルを持参し、ずっと流れ出てくる膿を受けながらのお参りになりました
処方された薬は?
妊婦なので、少し通常とは違うかもしれませんが、念のため記しておきます。
・タリビット耳科用液 1日2回点耳
・リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1% 1日2回点耳
・カロナール錠200 200mg 疼痛・発熱時
タリビット耳科用液は、細菌の感染を抑える薬です。リンデロン点眼は中耳炎・外耳炎の薬になります。カロナールは痛みや発熱を抑える薬です。
無事治療終了!
鼓膜を切開すると、膿がたくさん出て、圧力の差がなくなったからか、痛みはほとんどなくなりました。早く行って良かったです。
もし病院へいくことをためらっている方は、出来るだけ早く耳鼻科を受診し治療を開始することで、痛みも早くおさまります。放っておいたら、完治までに数か月かかるなんてこともありますので、迷うぐらいなら耳鼻科の受診は、後回しにせず早めに行って下さいね。
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