じゃがいものプロになろう!美味しいじゃがいも料理のコツとは?
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じゃがいも大好き!
うちの子供たちは、じゃがいもが大好きです。
ポテトサラダやジャーマンポテト、カレーにシチュー、おでんにじゃがいももち…結構じゃがいもって色んなお料理に使うことができるので、ボリュームUPなどにも重宝しますよね。
みなさんはじゃがいものお料理は、どんな段取りでしていますか?じゃがいもの種類は選んでいますか?
我が家の子供達もだいぶ大きくなってきたので、大好きなもののつくり方のコツや特徴は教えていってやらないといけないなと感じている今日この頃です。
そんなこんなで今日は美味しく食べるためのじゃがいもトークです
じゃがいもの種類はお料理によって選びましょう!
じゃがいもにも種類があるのですが、その中でも大きく大別できるのが、「男爵」と「メークイン」。
男爵は丸っこくてコロコロした形で、メークインは面長な感じのじゃがいもです。
男爵がこちら↑
メークインがこちら↑
この2種類のじゃがいもがどう違うのかと言うと、含まれるでんぷんの量です。主に男爵はでんぷん質が多めのじゃがいもで粉っぽい質感で、メークインはでんぷん質が少なめで、粘土の高い質感です。
これらじゃがいもの性質を理解して、料理にふさわしいじゃがいもを選ぶことが、美味しいお料理につながります。
まずじゃがいもを煮るお料理を作るならメークインを選びます。またポテトサラダや粉吹き芋のように、崩して使ったり、粉をふかせて使うつもりなら、男爵を選択すると良いでしょう。
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じゃがいもを煮崩れさせずに煮よう!
じゃがいもにはペクチンという食物繊維の一種が含まれています。実はこのペクチンは、温度によって固まる性質があります。この性質を上手に利用すれば、煮崩れせずにじゃがいもを使った煮物ができます。
方法はとても簡単です。下ごしらえとして、水でじゃがいもを茹でるだけ。
水から茹でてゆっくり温度を上げていくと、じゃがいもの外側と内側が均一に煮え、だいたい60℃くらいの温度でペクチンの性質である固まる性質を利用できるのです。
この60℃くらいでいったん茹でておくと、このあとどんなに長時間煮詰めても、煮崩れしにくくなります。
私は普段、お料理の時間を節約するために、圧力鍋をよく使います。
この圧力鍋を使いたいお料理の時も、正直面倒くさいのですが、じゃがいもだけは別に水だけで茹でています。
圧力鍋にじゃがいもも入れてしまうと、じゃがいもが固まる60℃を一気に通過してしまうので、固まらずに煮崩れの原因になるからです。
カレーでも、おでんでも、とりあえず他の具やお出汁と一緒に茹でずに、じゃがいもだけ別に水でゆであげます(串が通るまで)。並行して他の具は味付けしたお出汁で炊いておきます。
じゃがいもが茹で上がったら、鍋から出し、他の具とともに、煮物の中に投入しましょう。
どちらも火が通っているなら、このまま冷めてしまうのを待ちます。じゃがいもは冷めることで、ペクチンが固まっていき実が引き締まり、味もしみ込んでいきます。
肉じゃが美味しそう♪
ポテトサラダを作るなら、迷わずチンで楽しよう!
我が家でポテトサラダを作る時は、じゃがいもは男爵を使います。食感の好みでメークインの方が好きな方は、もちろんメークインでもOKですよ。我が家の場合は、潰さずころころのままで、サラダにトッピングする場合はメークイン、潰して使う時は男爵にしています。
じゃがいもを潰す時は、皮をむいて、少し小さめに切って、レンジで4分~5分チンしましょう!
お鍋で茹でる手間なく、ぐっと楽ちんです♪その代わり、チンしたら一気に潰してしまいましょう。
男爵はでんぷん質がメークインより多めで、熱いうちに潰すと、さらさらと潰しやすく、食感も溶けるような感じになります。これもじゃがいもの性質を利用しています。
「鉄は熱いうちに打て」ならぬ「じゃがいもは熱いうちに潰せ」です。
じゃがいもの
でんぷん質は、細胞の中に入っていますが、細胞と細胞をペクチンがつないでいます。
じゃがいもの熱いうちは、ペクチンが柔らかくなっているので、細胞同士が離れやすく細胞壁が破れて、中からでんぷん質が漏れ出すこともなく、さらさらとつぶしやすくなります。
これが冷めてから潰そうとすると、ペクチンが固まり、細胞と細胞をしっかりつないでいるところを無理やり潰すことになり、細胞壁が破れてしまいます。そうすると中からでんぷん質が漏れ出し、ネチャットした食感になってしまうというわけです。
皆さんのお宅では、ポテサラに何を入れますか?
当たり前にも理由がある
今回記事にしたじゃがいも料理のひと手間ややり方は、主婦の方なら普段当たり前のようにされていることかもしれません。でも私は時々、ふと思うのです。これを最初に考えた人ってすごい!って。
子供たちにも、大好きなじゃがいもを通して、いつも当たり前のことのようにしていることの中に、ちゃんと理由があることを教えてあげたいなと思って、今回はこの記事を書きました。
これから子供達がいろんなことを勉強しながら大人になって、勉強したことをもとに、生活を豊かにしたり、楽しくしたりできるやり方を発見できる人になってほしいですね。
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