同じ名詞なのに、なんでこっちはaでこっちはtheなん?aとtheの違いとは?
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期末テストが終わった!!
やれやれ、ようやく娘の期末テスト期間が終わりました。
我が家では、成績がまるで上がらない塾に見切りをつけ、私が娘のテスト対策を完全サポートすることとなりました。
そのため娘が今回のテスト勉強で覚えるべき材料を、私が準備することとなり、「私が期末テストを受けるのかしら?」と錯覚するほどに、期末テスト対策にここ1週間没頭していました。
1週間の平均睡眠時間は、約4~4.5時間。ナポレオンとはいかないまでも、我ながら奮闘しすぎて、もうヘロヘロです。そんなわけでブログも2日お休みさせてもらいました(ごめんなさいm(_ _)m)。
あとは娘の成績が出るのを待つばかり…(それが一番怖い)
今回は、英語のテスト勉強中に出た娘からの疑問について調べました。
「a」「the」の違いがわからん!
ことの始まりは、娘からのこの一言。
娘:「お母さん、なんで「a」が付くやつがあったり、「the」が付くやつがあったり、あげくの果てには何も付かへんやつがあったりするん?」
母:「何のこと?」
娘:「「go to the library」やろ、「by bus」やろ、「play video games」やろ、「play the piano」やろ、「eat dinner」やろ、「the earth」やろ、それに
なんかルールがあるん?」
正直、私が学生のころは、「a」が付くのは数えられる名詞といった理解と、その他については、例えば「play the 楽器(プレイ ザ 楽器)」という感じで、熟語のように覚え込んでしまっていて、「a」と「the」の違いを深く意識することがありませんでした。
でも確かによく見てみると、「handout」なんて日本語の意味は「配布印刷物・ビラ」ですので、普通の名詞です。1枚、2枚…と数えることができますよね。「dinner(夕食)」だって1食、2食…と数えられます。
英語の冠詞である「a」と「the」には、一体どんな使い分けがあるのでしょうか?
実はまず私の持っている「GENIUS」という辞書を調べてみると、説明書きの後に注意書きがありました。そのままを書くと「固有名詞にtheがつくかつかないかは一概に規定できず、上記の場合でも省略されることがあるし、ついたりつかなかったりするものもある。」
つまり時と場合によって、ついたりつかなかったりする場合があるらしいのです。難しい
実際、ネイティブの人でも、文章にすると間違ったりするレベルらしいので、英語のプロではない私としては、基本は教科書に出てきた例文にならって、娘には覚えさせる予定です。
ただ基本的なルールはあるそうなので、そこはまとめておきましょう。
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「a」と「the」には思いやりがある
誰かと会話するとき、日本語でも下の文のように、一言加えるだけで相手にわかるように配慮をすることがありますね。
「昨日、例の(前々から話していた)ケーキを食べたのよ!」
単にケーキを食べるのではなくて、以前から会話の中で話題に上がっていたケーキを食べたんだという説明をしているんですね。
これが「昨日、ケーキを食べたのよ!」だけなら、聞き手は「なんのケーキ?いいわね。誰か誕生日だったの?」となる可能性が高くなります。
「例の」をつけるだけで、以前から共通に話題にしてきたケーキであることが一瞬で伝わるわけです。
英語の「the」にもそれと同じような使い方をする場合があります。相手に会話の内容が上手に伝わるための思いやりです。
娘が言っていた「He will get the handouts for her.」に、「the」が使われているわけは、その前の文章中に「学校で子供たちが必要とする配布プリントが存在する」という前提があり、それをポールの友達の久美は持っていないという文章の流れがあります。
そこで直前に「What Paul will get for Kumi?(ポールは久美のために、何をもらうつもりですか?)」という文章があったので、それを受けて「He will get the handouts for her.(彼は彼女のために(その)プリントをもらうつもりです。)」と続く文章でした。
一方「a」とは、そのものを限定せずに「世の中にたくさんあるうちの一つ」という概念になります。
なので、ここで「 a handouts」を用いてしまうと、それを聞いた方は「何のプリント?」となってしまうので、相手にわかりやすくするために「the」を用いて、「例のプリント」であることを示しているわけです。
「it’s a good idea.(いいアイデア(の一つ)だね)」もそういった「a」の概念から、いろいろある「idea(アイデア・考え)」のうちの一つとして数えて使う場合となるので、「a」が付くことになります。
ちなみに名詞の中でも、最上級の表現「the highest mountain(一番高い山)」のように、そのものずばりが限定される名詞には、「a」ではなく「the」が用いられます。
「the」をつける名詞たち
先ほどは、文章の流れを通して「a」や「the」がふさわしくなる場合があることを説明しました。
それとは違い、必ず「the」を用いるものもあります。それは固有名詞の場合や唯一1つの限定感満載の物の場合です。例えば「The Beatles」とか「the earth」もそうです。
限定と言えば、話している当人同士で、「当然これのことでしょ」と言う認識のものにも、「the」が用いられるものがあります。例えば「Open the door.(ドアをあけて)」などがそうです。
「Close the window.(窓をしめて)」などの場合も同じ考え方になります。
冠詞をつけない名詞たち
冠詞の「a」や「the」をつけないものを考えた時、例えば「school(学校)」「university(大学)」「hospital(病院)」「home(家)」のように、1棟、2棟…と数える「数えられる名詞」としての認識より、「勉強をするところ(学生である)」「病気をみてもらうところ」といった「学校へ行く=勉強をしに行く」「病院へ行く=病気の治療などをしてもらう」といった機能としての役割から、使用頻度も高く「at」や「to」の後ろに使って熟語化しているものも多く存在します。
ただし、話の前後でその病院や学校が限定され、話している当人同士で共通の認識があるような場合には「the」をつけるのが適切な場合もあって、こういうものが私のような素人にはわかりにくいところです。なので、教科書に準じて覚えさせるポイントになりそうです。
他にも「by bus(バスで)」「by car(車で)」「in bed(ベッドで)」なども同じ理由で「数えられる名詞」としてより、「手段」と考えて「a」も「the」もつけないことで熟語化されているようです。
同様に食事「breakfast(朝食)」「lunch(昼食)」「dinner(夕食)」なども一般的に「the」はつけない表現が多いようです。
数を表現したり「ある~」というニュアンス
1つ2つと数を意識して、明らかに「1つの(個など)」という意味を持たせる場合は「a」を使います。その場合は「one(ひとつの)」を当てはめても意味がおかしくありません。
また「ある~」という一切限定感の無い表現で使う場合も「a」を用います。
例えば「I want to have a dog (私は犬を飼いたい)」などというように、この犬といって限定しない場合です。
「a」が付かない名詞
限定感のないものでも、数を1つ、2つと数えられない場合は「a」はつきません。
例えば「water(水)」は「a glass of water(一杯の水)」といった表現になります。
またもともとの意味が複数形である「people(人々)」にも「a」は使いません。
難しいぜ!「a」と「the」
受験英語しかしてこなかった私にとって「a」と「the」の区別は、突き詰めていくとかなり難しい印象を受けました。娘が混乱するのも最もといった感じがします。
英語に精通する方がいらっしゃったら、ぜひ足らないところ、間違っているところ、もっと簡単に判断する方法など、コメント下さい!みんなのために追記していこうと思っています。よろしくお願いします!
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