内出血の時の対処法は?「あおたん」はどうして治るの?
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「あおたん」ってなあに?
あおたんとは、内出血によってできるあおあざのことです。
私は「あおたん」とは自分の住む、関西地域の方言かと思っていましたが、実はもともとは北海道から伝わり、東京を経由して、全国で使われている言葉なんだそうです。
少し前のことです。外出先でちょっと手をはさんだことがありました。でもその時は痛みも大したことなく、普段通りにしていたのですが、帰ってふと違和感を感じ、手を見ると、まあまあの「あおたん」が出来ていました。
「あおたん」とともに、何だか手のひらに腫瘍のようなものを感じました。いったいなんなのか?と少し気になって調べてみました。
あおたんができた時の対処法は?
「あおたん」ができるのは、たいていはさんだり、ぶつけたりしているはずですね。そういった時は、冷やすのと温めるのでは、どちらが良いのでしょうか?
正解はまずは冷やすこと。「あおたん」はいわゆる内出血です。皮膚の下で起きた出血が原因なので、きちんと出血を止める(止血する)ことが肝心です。
そのためには、3日間ほどは血管を収縮させるために、冷やすほうがよいということです。特にぶつけたときには大して症状はなくても、後から出血が起きることもあるので、とにかくは冷やすのが先決なのです。
一方で治ってくると今度はあたためます。こぶのようなしこりができてしまう場合もありますので、あおたんが治りかけてきたら、患部は温かくして、細胞が再生するのを助けます。
あおたんの色がなくなるのはどうして?
あおたんが出来たときは、その名の通り青かったり、出血の赤い色が濃くでていますが、それも徐々に薄れ、黄色っぽくなり、やがてなくなります。
でもこのあおたんの色はどこへいくのでしょうか?私は小さいころ、あおたんの色がずっとアザのように残ってしまったらどうしよう?と思ったことがあります。皆さんは不思議ではないですか?
このあおたんが治る仕組みは案外おもしろいんです。
あおたんは一時、血種といって、皮膚の下に血液が染み出てしこりのような状態になっていますが、回復する際にその血種のまわりにたくさんの毛細血管ができ、その血液を吸い取ってくれるといいます。
こうして徐々に血液がひいていき、もとのきれいな肌色に戻っていくのです。
たかが内出血、されど内出血
あおたんというと、ただの内出血と思いがちですが、内出血もできる場所や、その人の健康状態によっては、大変危険な時があります。
1つは血友病などの特殊な病気の方、血管系の病気を抱えていて、血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方などは、出血すると血が止まりにくい状態にあります。このような方は、たかが内出血と思わず、きちんとお医者さんに相談しましょう。
また頭やお腹などに内出血を起こすと、すぐには何ともなくても、数日後に命にかかわるような重大事になることがあります。
特によくあるのが頭。車のトランクを下す際に頭をぶつけたり、家の戸棚でぶつけたりというのは、結構よく聞く話です。その際ぶつけたということは、家族に伝えておきましょう。
もし内出血が進み、数日後に倒れるようなことが起きたとき、家族がぶつけた事実を知っていて、きちんと医師に伝えることができたおかげで、命拾いしたということは実際によくある話なのです。
あおたんが出来ないように落ち着いて行動しよう!
まあ、何はともあれ、あおたんができる時というのは、あわてていることが多い物です。重大な事態にならなくても、見た目にもあまりよろしくありませんので、皆さんもあおたんが出来ることのないように、日々落ち着いて生活したいものですね(自分自身に一番言えることですが…( ´∀` ))。
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