ハムスターが歯の不整合(不正咬合)を理由に、ごはんを食べない場合
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歯の不整合(不正咬合)ってどうしてわかるの?
かわいらしいハムスターが、餌も食べてくれず、痩せていく…。こんな時、「一体どうしたの?!」と、心から焦ってしまいますよね( ノД`)シクシク…
私もいつもそうです。と言いますのも、我が家のハムスターころんは、1度は風邪で、そして現在は腎臓の病気と付き合いながらの生活なため、しょっちゅう体重測定を行い、常に食べさせることとの戦いの日々だからです。
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ところがそんなころんに、第三の試練が訪れました。
たまたま目に麦粒腫が出来てしまい、獣医さんにかかった時、実は少し前から気になっていた「歯の不整合(不正咬合)」を確かめてもらったんです。そうすると案の定、比較的短期間のうちに、2本あるハムスターのトレードマークでもある前歯のうちの片方だけが伸び、片方はそれに比べて短いというアンバランスな状態でした。
下の写真は、下の歯しか映ってないですが、上の歯もまがっちゃっています(´;ω;`)ウゥゥ
この不整合(不正咬合)自体は、慣れているハムちゃんなら、普段でも簡単に確認することができます。ハムちゃんの首根っこを後ろからつまんで、軽く持ちあげると、嫌がって簡単に口を開けてくれるからです。(※あまり長時間されると、眼球突出の原因になりますので、気をつけましょう。)
怖い方は、軍手をはめて滑らないようにしてされると良いでしょう。また、万が一の落下に備えて、高い位置で行わないようにして下さいね。
それから、あまりしょっちゅうやると嫌われちゃいますよ(笑)!
あとは、ハムスターが適量与えられたひまわりの種を剥けずに残しているなら、それは病気か口の中の何らかの不具合と思って間違いないと思いますよ。
ころんの場合も、ひまわりの種の殻がむけなくなったこと、そしてりんごなどを食べる時に、首を傾けて食べる、というように、食に関して少し気になることがありましたので、普段からよく観察をしていると、何かしらヒントがあると思います。
歯の不整合(不正咬合)、治療はどうするの?
以前から、歯の不整合(不正咬合)は弱冠気になっていました。獣医さんとも、食べられる状態なら、(ころんは病気のせいで弱っているので)様子をみようということで同意していました。
ですが今回半年ほどの間にかなり左右の前歯の長さに差がでてしまっているので、治療をどうするのかを伺いました。
1つは、歯を切りそろえる方法。
獣医さんに歯を切ってもらいます。これはよく行われている方法です。ハムちゃんは怒りますが、左右の歯の長さがそろいますので、食べ物をかみちぎりやすくなることが期待されます。少なくても、頬を傷つけたりする危険からは守ることができます。げっ歯類の歯はまた伸びますので、問題ないのです。
ちなみにハムスターの歯は全部で16本。その内の前歯だけが、永遠に伸び続けます。
2つめは、食べ物を食べやすいものにする方法。
ころんのように、健康と胸を張って言えない状態の子や、高齢の子などは、今までされたことの無いことをされることの恐怖でショック死することもあります。そこで、伸びた歯が頬にささる、口の中を傷めることの無い状態ならば、前歯で無理して噛みちぎらなくても良い食事にしてやり、食べたくても食べられないという状況を打破します。
ただし、げっ歯類の歯は常に伸びますので、別途かじり木を準備したり、木製のかじれる小屋にするなどの、伸びるスピードを穏やかにできる方法を試していきます。
ハムスターの前歯は前側の表面だけにエナメル質が覆われており、通常は固いペレットを食べているだけでも内側は削れて、食べ物を噛みちぎりやすいように、尖っていきます。そのため、通常は不正咬合になる子の方が少なくて済んでいるわけです。ただ、自然界と違い、ケージの金網などをかりかりする習慣がある子は、その過程で歯根が曲がってしまったり、歯が折れたり、抜けたりとトラブルが生じ、不正咬合を招いてしまうことが発生するわけです。
もし柔らかい食べ物だけにすると、当然前歯が伸びる確率は上がりますので、明らかに口の中を傷つけるのも時間の問題という状態ならば、やはり歯を切るのが1番です。
食べ物ってどんなものを与えるの?
我が家のハムスターころんの場合は、病気のせいでタンパク質が食べられません。なので、穀物や野菜・果物を中心に与えることになります。
そういった病気のないハムちゃんなら、もっと与えられる食材の幅は広まりますね。
今からお伝えするハムちゃん用の療養食は我が家流ですが、中身の具材は、みなさんのお家のハムちゃんの好みに合わせて作ってあげて下さいね!
今からお伝えするのは、itsumo流ハム団子です(笑)!そのままやん(;^ω^)!
それでは始めましょう♪
まずは、ベースになるのが穀物類。むき餌をミルで細かく粉状にすりつぶします。
タンパク質の大丈夫な子なら、鳥用のむき餌も代用出来ますよ。普段からペレットを食べる子は、ペレットをそのまま砕くといいですね!ちなみに鳥用ならすりつぶした粉状のものも販売されています。
この間に、これと混ぜるお団子生地を蒸します。ころんはかぼちゃが好きなので、かぼちゃにしました。ヨーグルトやさつまいも、お豆腐など、ハムちゃんの好きなものでいいと思いますよ♪
蒸したものを滑らかに潰して冷まします
冷ました生地と具材を混ぜ合わせます。この時、生地に何を選んだかによって、お団子の固さに違いが出ます。混ぜ合わせていって、耳たぶくらいの固さで、指に引っ付かないようになる量を具材の量で調節します。
※ヨーグルトなどのように、柔らかい素材なら、そのまま丸めずにスプーンで与えるのもいいですね。
生地と具材を合わせたものを、ペレットくらいの大きさにひたすら団子化していきましょう。
生地も具材もお団子も、余ったものは防腐剤が入っていませんので、冷蔵か冷凍で保存します。すぐ食べられる分だけ作れるように、私の場合は、具材(穀物類をすりつぶしたもの)だけ多めに作り置きしています。
お団子も少しだけ作って、ころんだけでなく、くるんにも少量あげるので、3~4日で間食予定です。喜んで食べてくれたので、ほっと一安心( ´∀` )♡
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11月8日追記
かぼちゃばかりでは飽きるかな?と思い、サツマイモでも作りました。こちらも喜んで食べてくれましたよ♡
手作りのもので気をつけることは?
先ほども書きましたが、手づくりの物は防腐剤などが入っていないので、劣化が気になります。そのため保存方法と、保存期間には十分気をつけましょう。
それから、ハムスターは頬袋に入れて食べ物を寝床へ持ち帰る習性があります。頬袋に詰めすぎて、食べきれない量は一度に与えないことです。
面倒でも小分けに頬袋の中身がないことを確認して与えてきましょう。頬部を上から触ることで、十分わかります。頬袋の中で腐ってしまうと、頬の中で炎症が起こり、別の病気になってしましますからね(´;ω;`)ウゥゥ
皆さんのハムちゃんが、もし歯の不整合(不正咬合)になった時にも、飼い主の工夫次第で、食べることの楽しさを忘れることなく、食欲を落として弱ってしまわないようにという願いを込めて、この記事を書きました。
世界中のハムちゃんが、元気で大好きな飼い主さんと楽しく過ごせますように…(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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